今はあなたしか愛せない


本日の昼食、うどん。上がチューンナップ前、下がチューンナップ後である。
ネギで麺が隠れて見えないって?そいつは失礼。ただ、許してもらいたい。そして理解してもらいたい。私はネギが好きで好きでたまらないのだ。小岩駅ビル内にある「丸亀製麺」に足を運ぶ時、私の心中では「うどんを食べに行く:ネギを食べに行く」の比率は、3:7ぐらいで若干ネギの方に傾いているのだから。
という事で、私はつい先程、チェーン店のうどん屋、丸亀製麺にて「ネギうどん」をかっ喰らってきた。ちなみに「ネギうどん」は店内メニューには無い。セルフサービスで入れ放題のネギを、親の敵のように、右脇えぐりこむよに勝手に入れまくる事で完成する魅惑のメニューだ。
この「ネギうどん」に本日私が辿り着くまで、数々の苦難があった事は言うまでもない。
まず起きてすぐ、大体それは朝の10:00過ぎであったが、私はしばし呆けていた。眠りから醒め、意識だけは覚醒したものの、身体が覚醒しない。私は虚空をじっと見ていた。
何も足さない。何も引かない。まさに純然たるダメ人間の姿が其処に在った。
最近では初対面の人間に「お仕事は?」などと訊かれた時に、約3秒の逡巡の後、力無く「呼吸です」と答える事もしばしばな私ではあるが、起きてすぐ、虚空を見つめながら何もしていなかった私は文字通り「呼吸」の職務を全うしていた。
暫らくすると、自らが空腹である事に気が付く。何かを喰おうと思案する。自在にならぬ己の身体にいささかの歯痒さを感じながらものろのろと我が家の冷蔵庫へと向かうが、これといって何も無い。となれば何かを買いに出掛けるか、喰いに出掛けるかという選択肢しか私には残されていない。
「喰いに出掛けよう」
そう思い立った私は、ここで深く懊悩するのである。
嘗てハムレットが「生きるべきか死ぬべきか(或いは、在るべきか在らざるべきか)、それが問題だ」と懊悩したのとほぼ同程度の深刻さをもって、「ラーメンかうどんか、それが問題だ」と激しく懊悩するのだ。
しかしその刹那、脳裏に浮かぶ強烈な緑の画像、イメージ。そう、ネギという野菜の形而上学的観念が私の脳裏で鮮やかにその自らの存在を誇示したのだ。
「ネギうどんを、喰いに行こう」
私はそうしてやっとネギうどんにありつく事が出来たのだ。道中、私の中に在るテレサ・テン的な部分が「♪今はおネギしか愛せない~」と歌っていた事も言うまでもない。
そんなこんなでネギを喰って来た。
家に帰ってきて、これからは練習タイムだ。
只今、何と驚愕の四連休中である。「休みがたくさんあって良いね」などと人からたまに言われるが、私にとっては「休みがある」と「仕事が無い」は完全にイコールであるので、そんなに四連休は嬉しくない。
でももうそんな事では腐らない。
休みの日には練習をするのだよ、練習を。
ネギパワーで、今日はバッハから。
追記:遅くなりましたがコメント全部返しました。いつも色んなコメント下さってありがとうございます。書いたものに感想が来るのはとても嬉しいです。
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