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2010年2月

2010年2月28日 (日)

寝言は寝て言え

電車の吊り広告に書いてあった。

日本人女性が一番素敵に見えるのは「カワイイ顔」に「カッコイイ服」だと。

アホかコラ、寝言は寝て言えクソボケカス。

日本人女性が一番輝いて見えるのは「面白い顔」に「面白い服」、そして「面白いギャグ」、この三点に決まっとろうが!異論は一切認めない!

しかし、「春のゆるふわちょいモテメイク」とか、書いてるヤツはおちんちんがイライラしないのだろうか。私ならばイライラする。おちんちんがイライラする。

という事で、おちんちんが若干イライラし始めたので、これからうどんを自作したいと思います。

永遠にさよなら。

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2010年2月27日 (土)

代わってあげない

普段からきちんと働いている方々にはまるで頭の上がらない私であるが、今日は私も働いた。朝から晩まで働いた。

「そんなの普通の事だよ!」というツッコミには一切耳を貸すつもりは無い。だって私は普段は滅多に働いてないんだもーん。大変なんだよ、自宅を警備したりとか呼吸をしたりとか酒を呑んだりとか。

そんな私が珍しく朝から晩まで働いた。こういう日が月に4〜5日くらいある。

そんな時には、物凄く自分を誉めたくなって仕方が無い。

「オレすごい。オレえらい」と。

当然、仕事が終わればコンビニに即ダッシュ、返す刀で発泡酒を購入、流れるような所作でプルタブを起こして飲酒である。いやー、発泡酒うめえなあ。

白状してしまえば、朝から晩まで仕事をしていたと言っても、ずっとレッスンをしていただけだ。

頭も身体も使うけれど、基本的にレッスンは楽しいからね。あんまり苦にはならない。(だけどビールは呑む)

面白い事だけやって、長生きしてから死ぬ予定でいます。

自慢したくなるほど不幸をたくさん抱えている皆様、すみませんな、私は幸せです。

羨ましいでしょうが、決して代わってはあげません。

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2010年2月26日 (金)

やるのは誰か

今日、起きてみると冬季オリンピックの女子フィギュアスケート、決勝戦となるフリープログラムがやっていたので何となく見た。

実は個人的には今回のオリンピックに関してはあまり盛り上がっていない。競技の内容がイマイチ好きになれないから盛り上がっていない、という訳では決してない。

どの競技もやはり世界最高峰を決める大会だけあって、大変ハイレベルな戦いが繰り広げられているのは素人目にも見ていてわかる。おそらくは単純に、私の精神的な状態によりあまり盛り上がっていないだけなのだろう。

なので、本日のフィギュアスケートも、「起きたらたまたまやっていたから見た」という程度だ。

韓国のキム・ヨナの緊張感と集中力に溢れた演技、その王者に果敢に挑む浅田真央ちゃんを始めとする他の選手達の演技。オリンピック独特の凌ぎの削り合いは、大変に見応えのあるものであった。いや、客観的に見て、あるはずのものであった。

なのに何故だろう、さほど心が躍らなかったのは。

私は昔から「オリンピック」が大好きだ。夏季、冬季を問わず、一流の選手達が独特の緊張感の中で自分の持てる最大限の「芸」を見せようとするその姿にずっと心を打たれ続けてきた。

今回もご多分に漏れず素晴らしい大会であったはずだ。

なのに何故だ。さほど感動しないのは。

「私」がやっていないからだ。

テレビの前で呆けたツラをしながら、「真央ちゃんすげぇなあ」などと言っているだけだからだ。

私は何もしていないからだ。

漫画『最強伝説黒沢』の言葉を借りるならば、「望むのは…オレの…オレによる…オレのための感動………っ!」という事になる。

「生きる」事と、単純に「生命を維持する」事との間には大きな隔たりがある。

そこの認識を誤魔化す輩は生涯地を這う…っ!

乗っている電車が千駄ヶ谷に着いた。

まだ、遅くない。

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2010年2月25日 (木)

天才たけしの格言

夜7時を回った所で気付く。

本日、私はなかなかに「今日という日」をムダにした事を。

何もしていないじゃないか!

うむ、見事に「何もしていない」。

唯一、銀行に行って、恋人の奈美子から「てめえ、ちゃんと払いやがれよ」と釘を刺されつつ貰った金(元々は私の金だが)で種々の支払いを済ませた事だけは良いが、「そんなもん小学生だって出来るぞ!」と私は自らを詰る。

ドブに捨てた。何も帰って来ない。嘗て近鉄バッファローズに在籍したブライアントばりのフルスイングでドブに捨てた。

落ち込んで、自分に嫌気が差した私は、近所の激安中華料理屋「日高屋」へと力無く赴き、餃子をツマミに酒など呑んでいる。

(レモンハイうめえ!超うめえ!)

すまない、今のは私の心のノイズだ。

良いか、今日を懸命に生きた人間、そういった人間にだけ、明日が来るのだ。漫然と日々を過ごし、生産性の無い、屑のような日々を過ごした者に明日という日などやってくるものか。

IQ5000の超天才である私が皆に真理を伝えよう。

「捨てた今日は二度と帰って来ない」

そう、絶対にだ。

皆も肝に銘じて日々を大切に生きてほしい。

餃子もうめえ!超うめえ!

では、涅槃で待つ。

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2010年2月24日 (水)

本日のカープ(アホキャンプ編)

カープの春期キャンプがずっと宮崎で行われていて、私は広島カープのサイトで紹介されるキャンプの模様を毎日楽しみに見ているのだが、さすがに今日のキャンプ報告には笑わせてもらった。

今日、2月24日はキャンプ最終日前日。明日でキャンプも一旦打ち上げとなるのだが、その最終日前日である今日に選手達が行っていた練習と言えば……

野手…ひたすら素振り。バットを振って振って振りまくる。

投手…ひたすら坂道ダッシュ。昇って昇って昇りまくる。

さあ皆さんも円広志の「夢想花」のメロディーに乗せて、さんハイ!

♪振って振って振って振って振って振って、昇って昇って昇って昇おおるううう

さすがは愛する広島カープ。練習からしてアホさ全開だ。「バランス」とか「近代トレーニング」とかをひたすらに無視した根性練習。

「アホか!」とは言ってみるものの、私自身の気持ちを正直に言おう。

素敵過ぎるっっっっ!

金にモノを言わせた球団や、エリートを寄せ集めた球団にドブネズミ達が噛み付こうと思ったらねえ。

根性なんだよ!

努力なんだよ!

「涙の数だけ強くなれるよ、アスファルトに咲くアザミを食べて、赤痢になって」とは十年ほど前にヒットした岡本某の歌の文句だが、それと同様にカープの選手達が流した汗の数だけ、彼らは強くなれる。

もう優勝は間違いない。

赤痢にさえならなければ。

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今年のカープへの期待その1

プロ野球の開幕が3月末、今からおよそ1ヶ月後である。

これから数回に渡って、今年の我らのカープの見所、期待したいポイントを綴っていきたいと思うに至った次第である。

野球ファンで無い方や、女子供達への配慮をするつもりは微塵も無い。

さて、今年どうしても期待してしまう選手の一人、第一弾は天谷宗一郎外野手、背番号は49番だ。

私よりも四つ年下の26歳であるが、彼は私と同じ11月8日生まれであるので、不思議な親しみを感じずにはいられない。

天谷選手の一番の売りは、俊足巧打である。分かり易く言えば、ものすごく足が速い、そして結構打つのが巧い。

私の所有する選手名鑑によれば、趣味は釣りと水泳(小学時代、自由形で福井県大会記録を樹立)、理想の女性のタイプは菅野美穂である。

この天谷選手であるが、いささか「お調子者」な所がある。

ヒットで出塁、さあ、足で掻き回してくれよ!と期待したその瞬間、暴走とも取れるような無謀な走塁を試み、セカンドタッチアウトというシーンを昨シーズンは何度か目にした。多分目立ちたかったのだと思う。

天谷と赤松の韋駄天外野手コンビ、彼らは若干アホっぽい。

だが、それが良い!

アホで結構。結構毛だらけ猫灰だらけ。お前のアナルは糞だらけ。

寧ろそのアホさは積極性の表れだと思いたいし、そんなアホな選手が一人や二人や三人や四人や五人や六人ぐらいチームにいたって良いではないか。

例えば、私は知性に溢れたヨーロッパのサッカーよりも、訳の分からない身体能力にモノをいわしたアフリカンサッカーの方が好きだ。「コイツら、もうちょっと頭が良ければもっと強いのになあ」という「トホホ」な感じが好きなのだ。

その「トホホ感」と共によく分からない意味不明な期待感を抱かせてしまう何かが天谷選手にはある。

期待するのは、三番レフト天谷。このポジションでレギュラーを勝ち取って頂きたい。

ここで男上げろ

打つぞバット響かせて

明日のカープ担うは

天谷宗一郎

かっ飛ばせーあーまーや!

(以下スクワット)

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2010年2月23日 (火)

じかい

一つ前の記事、「年齢×1000円」の話。

二回目の「現在の貨幣価値に換算すれば」の下りは、「星一つが買える金額である」よりも「現在の貨幣価値に換算すれば、千円札が凡そ二枚の金額である」の方が面白かったなあ。

最近ギャグに趣向が足りない事を少し自戒。

次回からは頑張ります。

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「年齢×1000円」という嘘

財布の中に入っている金額は、年齢×1000円が適切だという話をどこかで聞いた事がある。

昨日は近所に住む友人のヤマと遊んでいたのだが、夕方に落ち合って二人の所持金を合わせてみた所、何と驚愕の二千円以下。私が千円強、ヤマが千円弱の所持金。「年齢×1000円」の公式に当てはめて考えると私たちはまだ一歳かそこいら、まだ親父の膝の上でうんこを漏らしたり漏らさなかったりという事を生業とする、所謂「赤ちゃん」と呼ばれる生き物に属してしまう事となる。

もはや二人とも30歳だと言うのに…

いやしかし、財布の中に三万円も入っている事なんてほとんど無いぞ?「年齢×1000円」の公式はちょっとおかしくないか?

それはまあ良い。

「持たざる者」である私達は知恵を絞った。どうしたら今日を楽しく過ごせるだろうか、と。

まず最初に挙がった案は、「自販機巡り」であった。小岩中の自販機を巡り、釣り銭口に手を突っ込む。また、自販機の下にある不思議なスペースを細めの棒で掻き出す事で、知らず知らずの内に私達は「持たざる者」から「持っておる者」へと変貌を遂げる、そういった魅惑のプランである。

結論から先に言えば私達はその「自販機成り上がり大作戦」を実行には移さなかった。我々ほど賢明な者ともなれば容易に想像する事が出来るのだが、その作戦を実行する為にはプライド、つまり矜持を地よりも下へと落とさなくてはならない。

想像してほしい。30歳にもなる男が二人して地べたに顔を近付けて、「オイ!奥の方光ってるって!あれぜってー銀色の金だって!」などとはしゃいでいる光景を。

私がその光景の目撃者ならば、音よりも速く携帯電話を取り出した後、光よりも速く1と1と0をプッシュする。もっと分かり易く言えば、通報する。

諸々の事情を勘案し、我々はそれを実行に移さなかった。何と賢明なのか。ついつい自讃してしまう。

次にヤマが言い出した一言は、驚愕の一言であった。

曰わく、「オレの部屋に眠っている…っ!財産が…眠っている…っ!」

ざわ…ざわ…ざわ…

我々はざわついた。

その事実を思い出したヤマの顔には、いささかの狂喜の色が見て取れた。悪魔的閃き。まさに僥倖。

私は訊いた。「い…いかほど…?」

ヤマは答えた。「一山…っ!」と。

どうやら嘗てヤマが戯れにやっていた500円玉貯金、その貯金箱が部屋に残っているはずだと言うのだ。

おそらくは500円玉が四枚、計2000円は貯金箱に入っているだろうとの事であった。

2000円。現在の貨幣価値に換算すれば、凡そ国が一国買える金額である。つまり「王になれる金額」、それが2000円という金額であるのだ。

私達は逸る心を抑えつつ、ヤマの家へと向かった。

ヤマは自らの部屋へ刹那消えたかと思うと、やおら神妙な面持ちで踵を返して来た。

「これだ…持って…持って来たぞ…っ!」

ごくり。私は自らが唾を呑むその音が奇妙なほど鮮明に聞こえたのを覚えている。

ヤマが手に持つその貯金箱には、「10万円貯まる貯金箱」と書いてあった。貯まるかっつうのそんなもん、とは思いつつも、貯金箱を振ってみると、中で大粒のコインが揺れる音が聞こえる。

「入っておるのう…」

「うむ、入っておるのう…」

そんな事を呟いて、我々は貯金箱を破壊しにかかった。

文明の利器を熟知した「The近代人」でお馴染みの我々が選んだ手段は、「足で踏んで破壊」、これである。

何も足さない、何も引かない。シンプル・イズ・ザ・ベスト。そんな格言を私達は知っていたのだ。

まず手始めにヤマが踏む。

グシャァッ!という鈍い音と共に中から大判小判がザックザク…

と思いきや…

何も出て来ない。

それどころか、貯金箱は鉄塊へと化け、中に入った500円玉を強固に自らの中へ閉じ込めた。

まずい…っ!まずいぞ…っ!

私が逆方向から踏んでみる。

鉄塊は形を変えた別の鉄塊に変化しただけで、中から500円玉は微塵も姿を現さない。

そこに一筋の光明。

我々は気付いたのである。

「コレさぁ、手でこまめにギコギコ曲げて、真っ二つにしたら良くね?」と。

そう、大きくホームランを狙うのではなく、小さく持ってコツコツ当てる。野球も人生も、同じ事なのだ。

電信柱の灯りの下で、平らな鉄塊になってしまった貯金箱を手でギコギコ曲げる30歳の男を二人想像してほしい。

頼むから殺してやってくれ。

格闘する事凡そ30分。我々は予想通りの四枚の500円玉を中から取り出すことに成功した。

500円玉が四枚。計2000円。現在の貨幣価値に換算すれば、星が丸ごと一つ買える金額である。

我々はその金を持ってホクホク顔でまずはパチンコ屋に向かった。

最早負ける気がしなかった。

800円ずつ負けたが。

若干意気消沈した所で、チューハイが一杯150円の立ち呑み屋へと向かった。

テレビでクイズ番組の「Qさま」を見ながらチューハイをかっくらった。「伊集院先生は賢いよなあ」「すげえなあ」そんな事を呟きながら。

「金もなくなったし帰りますか」どちらからと言う訳でもなくそんな事を言い始めたのが夜の10時頃。

思いの外我々は一日を楽しんで過ごしていた事に気が付いた。

人間、金は無くともそれなりに楽しく過ごせる、というのがこのエピソードからの教訓である。

あと、もう一つの教訓は、「貯金箱を破壊するときは、缶切りなどの道具を使うのが確実」、これだ。

読者諸氏も肝に銘じておいてほしい。

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2010年2月22日 (月)

他人の褌でアッー!

昼に起きて、訳の分からないほどの二日酔いで、布団の中でだらだらとしていた。

布団の中でちまちまと携帯電話を弄ってインターネット。久しぶりに他人のブログを一通り見る。

有名人のものや友人のもの。勿論、それらの合わせ技で多少有名人になってしまった友人もいるけれど。しかし今の世の中には実にたくさんのブログがあるものだ。

例えば、私は広島カープの栗原健太内野手、石井琢朗内野手、広池浩司投手のブログをたまにまとめて読んでいるが、それにより現在のカープの近況がわかる。キャンプがどうだとか、オフの日には誰某とゴルフに行った、などなど。これは我々カープファンにとっては有り難い話である。情報としても確かにありがたいし、また「遠く」に感じてしまいがちなプロ野球選手を身近に感じられる。色々な意味で彼らのブログは有り難いのだ。

私の友人のブログでも面白いものがいくつかある。

サイドのリンク欄に貼っておきながら、おそらくは現在はURLが違うのだが(直すのがめんどくさい為)、友人の石田ゆうすけと広瀬量志郎のブログがとりわけ面白い。

石田ゆうすけサンタマリアさんは作家だ。旅の本をこれまでに四冊、上梓している。職業的な物書きだから、という事も多少は関係あるだろうが、一回一回のコラムにきちんと読ませ所や起承転結があって読みやすい。また読んでて飽きない。同じ職業的物書きでもつまらないブログを書いている輩が掃いて捨てるほどいる事を考えると、これは一つの立派な芸である。彼の新作「道の先まで行ってやれ」についての私の感想を、書きかけた下書き状態のままにしている事に先ほど気付いたので、今度きちんと書く。「今度っていつだよ」というツッコミは一切受け付けていない。

もう片方の広瀬は大学時代の友人だが、私がこうしてブログを書き始めたきっかけになったブログを書いていた。日常のことを少し感傷的になりながら書いている彼のブログはとても面白かった。それを読んでいて「あ、オレもブログ始めてみよう」と思ったのだ。気まぐれで何度かブログ移転を繰り返していたが、現状では一箇所に落ち着いたようだ。更新頻度にかなりムラがあるのが難点だが、今でもやはり面白い。

広瀬は現在は新宿二丁目にある「バーやらないか」にて、アナルを屈強な男達に貸したり貸さなかったりしているらしい。最近は「ウホッ」というのが口癖になってしまって困ると書いていたような気がする。

それは嘘だけど。

や、でも二丁目で働いているっていうのはホントらしい。「広瀬量志郎HG」になっている訳だ。すごいなあ。

という事で本日は他人のブログを紹介して更新終わり。

他人の褌で相撲を取っていたら、褌が取れてしまってアッー!

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2010年2月21日 (日)

調律

我が家のピアノの調律をした。半年ぶりに。

修理され、調律されたばかりのピアノを弾く喜びは我々ピアノ弾きの特権だな。

大変に気分の良いものである。

お金は飛んでいってしまったけれど、まあ良いか。

仕方の無い事は、世の中腐るほどあるのだ。

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2010年2月20日 (土)

海だ!

海だ!
さあ待っておれ、お魚ちゃん達。

いざ勝負、勝負!

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2010年2月19日 (金)

表参道ヒルズが宇宙一似合う私

表参道ヒルズが宇宙一似合う私
自分がオシャレでオシャレで困る。

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アルハラ野郎

アルハラ野郎
懐かしい写真が一枚出て来ました。

多分、二年ぐらい前の写真です。

面白いと思うのでどうぞ。

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2010年2月18日 (木)

橋本真也は言った、「時は来た!」と。横で蝶野が吹き出していた。

やっと。本当にやっとである。

私はずっとその時を待ち焦がれていた。

1ヶ月半ほど前に年が明け、その瞬間から、「やってくるその時」はいつなのだろうかと。

いや、もっと言えば、昨年の暮れから待ち望んでいた。

「切望」。切に望むと書くその日本語が、奇妙なほど腑に落ちる。

だが、「その時」は来た。機は熟した。

「時は来た!」と私の中の橋本真也的な部分が激しくシャウトをかます。まさしく「時は来た」のだ。

http://www.youtube.com/watch?v=d17c_E7OhMM

ん?何がって?

そりゃあ初釣りに決まってるでしょうが!子供がまだ食ってる途中でしょうが!

今週末にやっと初釣りに行ける。愛しの鰺を釣りに行ける。この季節の鯵は美味い。脂が乗っていて、この世のものとは思えぬほどに美味い。なめろう(ミソタタキ)を作って、刺身を作って、一緒に釣れる鯖も刺身にして。塩焼きもいいね。干物も作っちゃうかな。寒い季節の魚は何故にあんなに美味いのか。

体調と天候が良ければ、今週末の土曜日についに今年の初釣りだ。彼女の奈美子と行く。

以前奈美子と二人で船に乗った時には(その時も鯵釣りだった)、私が十匹前後の釣果だったが、奈美子は驚愕のオデコ、つまり0匹だった。今回ばかりは流石に奈美子にも釣らせてやりたい。キュンキュンと竿先を絞るあの快楽を、味合わせてやりたい。美味い料理も振舞ってやりたい。

で、その為には、このウィークデイ、平日をしっかりと過ごさなくてはならない。

今日をしっかり頑張った人間にしか明日が来ない、とは言わない。誰にでも平等に(それは時に残酷なほどに)日は昇り、そして沈む。

しかし、釣りに行けるのは、頑張った者のみに許される特権だ。奈美子は今日も仕事を頑張っている。奈美子の仕事は裸足でブドウを踏む仕事だ。いつも仕事終わりには、「もーう、あたしの足裏からカヴェルネソーヴィニヨン臭がぷんぷんしやがるわ」と可愛く微笑んでいる奈美子。今日も珍奇な電波歌を陽気に口ずさみながらブドウを踏み続けている事だろう。

私も負けじと今日一日を遊んで過ごさなくてはいけない。今日はレッスンも何も無い。なので、練習だ。罰が当たりそうなほどに遊んで過ごしてやる。

最近は、毎日は練習をしない事にしている。週に六日間はひたすらに練習して、一日はしっかりと休みにしている。これまでは毎日少しでも練習をするようにしていたけれど、何だか今の六勤一休のペース、これが私には合っているみたい。身体もそれが限界のようで、結構ヒヤヒヤしながらやっている部分もある。怪我してからじゃ遅いからね。

我が広島カープも、今年の野村謙二郎体制になってからは怒涛の猛練習が復活したと聞く。「野球バカ」ならぬ「バカ野球」の復活。良いね、カープはこうじゃなきゃ。

負けじとやりますよ、「ピアノバカ」ではなくて「バカピアノ」。

どうにもならない事なんて、どうにでもなっていい事なんだよ。

未来はぼくらの手の中。

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2010年2月17日 (水)

非国民じゃないぞ

パソコンから自分のブログを眺めてみた。

相変わらずアホな事ばかりが書いてある。筆者は多分、いや、十中八九、いや、確実に「バカ」だな、と再確認。ホント、たいがいにしとかないとね。

で、記事のフッター(各記事の一番下の所、日付とかカテゴリーとかが書いてある所)を見てたら、何事かはわからないが、カタカナの「ヒ」の文字が。

私は即座に理解した。

ははーん、どうやらニフティのココログスタッフ達は、尋常ならざる右翼、つまり極右だな。

私が折に触れて、自らのブログの中で「戦争はわしらを不幸にするばっかりだ。日本は武力ではなく平和の道にすすまんといけん…わしはそう信じているんだ」、「ぼくのとうちゃんは日本は戦争してはいけないといいます。戦争は人の命をうばってなにもかもこわしてしまう…と。ぼくもそうだとおもいます。兵隊さん、死なないでください。おとさんやおかあさんがかなしみますから」などと書くものだから、皇国日本の志士である所の極右ニフティのスタッフたちが「こいつは非国民じゃ、非国民の証としてブログのフッターの所に『ヒ』の一文字を刻んでやるわい」と私に非国民のレッテルを貼ったに違いない、そう判断した。

くやしいのう…くやしいのう…

ギギギ…

そう思っていたら、そうではないらしかった。

何?それでは「こいつは雑魚野球球団、広島カープを心から応援している可哀相なヤツですよ」という意味での、広島カープの頭文字の「ヒ」か?おどれ、シゴウしたるぞ!

いや、それもどうやら違うようだった。

調べてみると、これはカタカナの「ヒ」ではないようで、どうやらアルファベットの小文字の「t」を表しているらしく、どうやら最近流行の「twitter」へのリンクのマークだという事だった。

なるほど、極右を疑ってすまん、ニフティスタッフよ。わしは非国民じゃないぞー、ばかー、ばかー。

この「twitter」であるが、一ヶ月ほど前にどんなものか登録はしてみたのだが、全くもって使い方がわからずに、完全に放置していた。ログインの仕方もほとんど忘れていたが、いくつかのパスワードを試してみたらログインが出来た。

私のページは以下。

http://twitter.com/fukushimatakesi

当然、完全放置していたものだから、何も無い。

♪何も無いな、誰もいないな

と奥田民夫(広島人)の歌を口ずさみながらそのページを見ていたら、大学の先輩が「フォローリスト」みたいな所に入っていた。誰もいなくなかった。

うーん、それを見てもマジに何もわからん。

という事で、この「twitter」をやっている人は私に使い方を教えて下さい。

試しに今から10分ほどいじくってみます。

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2010年2月16日 (火)

たくさんの失意と少しの望み

昨晩は久しぶりにライブ。

幾つもの課題点とほんの少しの手応えを掴んで帰宅。驚くほどコテンと寝る。起きた時に枕元に二口ほどしか呑んでいない缶チューハイがあった。ちょっと勿体無い。

起きてから幾つかメールとパソコン作業。幾ら自宅警備員の私と言えども少しくらいはやらなくてはいけない事もある。

さて、ここからはまた普段の練習。

練習をする前の最近のこの浮かれようと言ったら無い。何を練習しようかな、昨日ダメだった事を少しやって、それからやりかけのクラシックの曲をやって。コルトレーンのコピーと、今日はモンクも少し。そんな事を考えていたらわくわくしてくる。

という事で私は今からピアノで遊んでまいる。いいだろ。

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2010年2月15日 (月)

何もしない日曜日を終えて

本日、上野アリエスでライブです。ハーモニカ・皆川和義、ベース・山崎伸之、ピアノ・ゲロまみれ権左右衛門の三人でお届けします。19:30からね。

という事で…

昨日は一日ピアノを弾かなかった。意図的に、一日サボった。

数回前に当ブログにもちらっと書いたが、左手に軽く腱鞘炎の前兆が出始めていた。なので丸一日、手を休める日を作ってみたのだ。

以前、一度ヘビーな腱鞘炎を患った事がある。右手の小指、薬指を中心に、手がパンパンに腫れて、風に触れるだけでも痛かった。信じられない痛さだった事を覚えている。

なので、その前兆が出始めたらもう無理はしない。入念なストレッチとマッサージ、あとは炎症を鎮めるクリームを丁寧に塗り込んで、その前兆が消え失せるのを待つ。もはや仕方がない。それしか方法は無いのだから。

昨日日曜日は、一日そのように休みの日にした。腕も心も休める日に。

確固たる意志の元に、見事に「何もしなかった」のが効を奏して、左手のハリ、痛みはほぼ消えた。これで本日の演奏も問題ないし、今週もたっぷり練習が出来る。

あとはバカが治れば完璧だ。

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2010年2月14日 (日)

人妻愛子

バンクーバーオリンピックが始まった訳だが、女子モーグルの日本代表、上村愛子の美しさが尋常ではない。

歯並びが少し悪い所、写真映りによってはたまにちょいブサイク顔になる所。そんなマイナス要素さえ、美しさを引き立たせるアクセントでしかない。

人妻愛子。

ああ、何て美しいんだ…

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2010年2月13日 (土)

働きません、勝つまでは

皆さん、明後日2月15日の月曜日は、上野アリエスというお店でハーモニカとピアノとコントラバスのライブがあるらしいよ。これは行くっきゃナイよね!

あ、書き忘れてた、時間は多分19:30ぐらいから。チャージは恐らく1500円から2000円ぐらいの間。何て正確な情報なんだ。

さて、白々しい宣伝を書いた所で…と。

何だか手が痛い。

多分ピアノのせいだ。

普段から、練習は割に好きなので、よくやる方だとは思うのだが、この一週間とちょっとはそれにプラスして「仕事が無いので激烈に暇」という事と「仕事が無い、それ即ち金が無い」という二つの要素が加わって、次のようなバカ方程式が出来上がった。更にもう一つだけ足してみた。

「練習が好き」+「激烈に暇」+「金が無い」+「頭がものすごく悪い」=「1日8~10時間の練習」

朝も稽古…昼も稽古…夜は、愛する妻景子(つまケイコ)です…

あ、これは松村邦洋の貴乃花親方のモノマネだった。

何だか朝から晩までピアノを弾いて遊んでばかりで、それで少し手や腰にガタが来ているのだ。

あまりに遊んでばかりいるので、最近では恋人の奈美子が第三者から私について「彼氏って何してる人?」と聞かれた折には、「えーっと…ドラクエの職業で言うと遊び人です…『天才バカボン』で言うとバカボンのパパです…お察し下さい…」と力無く言う始末。「お気の毒に…」という他人からの視線にはもう慣れた、とは奈美子の弁。奈美子も可哀想に。

働きませんよ、勝つまでは。

今日は珍しく朝から働いていますが。

あまりにも珍しい事をしているので、東京では朝から雪が降りました。←これはマブです。

という事で明後日の月曜日は上野アリエスへゴーね。向かう途中で野犬の交尾をジャマしながらゴーね。

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2010年2月12日 (金)

わたくしの相撲道

朝から千駄ヶ谷のスタジオにやってきて、今日はひたすら缶詰になって練習。

何の練習って?

もちろん貴乃花親方のモノマネの練習。

わたくしのー…考えるー…相撲道と…兄勝氏(あにマサルし)の考える相撲道とでは…大きく…隔たりが…あったという事です。

無駄に溜めながら言うのと、目が半開きでたまに眉間に皺を寄せる表情を作るのがコツです。

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2010年2月11日 (木)

呑みんさいや喰いんさいや

昔から楽器という楽器が好きだ。

何か道具を使って音を鳴らす、という事がそもそも好きなのかも知れない。我が家にはギターもベースもあるし、それらも頻繁に弾いている。訳の分からない謎の太鼓も持っていて、それも暇な時にポコポコ叩いたりしている。そう言えばハーモニカもあったかな。あれは最近とんと吹いていないけれど。

だから「何故に数多ある楽器の中からピアノを選んだのですか?」と問われると困る。照れ隠しや謙遜などでなく、本当に「たまたま」だったからだ。母校の京都府立大学の部室にものすごくボロボロなアップライトピアノがあって、暇潰しに弾いていたら段々楽しくなってしまった。きっかけとしてはそんな些細な事だったのだ。

「ジャズを演る事が面白かった」

最初は確かにそうだ。だから楽器は何でも良かった。学生の時に仲の良かった友人のツネキくん(彼はコントラバスを弾いていた)やらと夜な夜な部室に集まって、ガチャガチャとヘタクソな合奏をしているのがとても楽しかったのだ。

それがここの所少しずつ変わって来ている。

「ジャズが好きだ」というのは今でも変わらない。合奏も相変わらず好きだ。誰かと一緒に音楽を通じてコミュニケーションを取るのは、やはり最高に面白い。以前よりもそれらの気持ちは強くなっているぐらいだ。

だが、それに加えて「ピアノが好きだ」という気持ちの高まりが、強くなってきているのだ。

88鍵の黒白の鍵盤。ラウドペダルにソフトペダル。我が家のアップライトピアノには付いていないけれど、ソステヌートペダル。

それだけのものを組み合わせて、無限に音楽が広がってゆく。

タッチだけでも音色は変わる。指先だけを使った場合。腕を使った場合。全身を使った場合。

ピアノフォルテ。

いつの時代に何処の誰が作ったのかは知らないけれど、その作ったヤツに会いに行って「あんたはエラい面白いオモチャを作ってくれましたなあ」と言って酒をご馳走したい。もしも作ったヤツが下戸だったとしても、「良いから良いから、これは日本の大変上等な飲み物じゃけえ、まあ呑みんさいや」といって無理やりにサカズキを勧めたい。ついでに釣りたての魚の刺身もご馳走したい。そいつが宗教上の理由で生魚が食べれなかったとしても、「新鮮な魚じゃけえ、まあ喰いんさいや」と。

すごくイイカゲンな理由で選んだピアノフォルテというこの楽器。

今となっては「ひょっとしたら選ぶべくして選んでいたのかな」なんて事も思う。

そんなこんなで、ピアノが超ヘタクソな私は、今日も懲りずにピアノを弾いて遊んでいるのです。

ジャーン!…タラ〜ララ〜ラン…

なんつってな。

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2010年2月10日 (水)

憧れの野球選手たち

野球が大好きな私であるが、実はリアルに私に野球をやらせてみれば、恐らくは驚くほどに下手である。センスの欠片もない。

小学生の頃、近所の町内会の少年野球チームに所属していた。「西小岩中央シャークス」というチーム。確か小学一年生から三年生まで所属していた。小学四年生から柔道を始めたので、それで野球はやめた。

「中央シャークス」は、人数が9人ギリギリしかいなかったので、私のような下手くそでもレギュラーだった。そうでもしなければ試合が出来ないから。

さて、少年野球の場合、下手くそな少年は「外野を守り下位打線を打つ」が常識である。

いわゆる「ライパチ(ライトで八番)」、「レフキュー(レフトで九番)」である。

私の少年時代、その当時の「中央シャークス」の不動のライパチ・レフキューは、私と友人ヤマであった。

八番ライト、福島。九番レフト、山科。

である。逆だったかも知れないが、どちらにせよ全く差は無い。とにかく我々は野球が大変に下手であった。

守備はセンターにおんぶでだっこ、バッティングは消極的なフォアボール狙い、というダメダメっぷり。

そんなこんなであったので、「プロ野球選手になる」などという夢は一度も見たことはない。ずっと、プロ野球選手は私にとって憧れの人達であった。

雑誌「週刊ベースボール」を昨日買った。

2010年の「プロ野球全選手写真名鑑」と、試合の日程表が乗っていたので。

みんなきっと、少年野球のエースで四番だったんだろうな、と思いながら名鑑をじっくりと読む。大変に面白い。

広島カープの関東での試合も全て手帳に書き込む。関東でのカープの(第二の)開幕戦は、4月6日(火)、神宮球場だ。行かなくては。

ちなみに本日のこのブログ、気分を盛り上げる為に、広島カープの野球帽をかぶりながら書いてみた。

何だかカープが優勝するような気がしてきた。

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2010年2月 9日 (火)

志の低い男

昼に予定されていたレッスンが急遽キャンセルになり、今日は一日休みとなる。

相変わらずの、全然忙しくない私である。

そんな時は、たっぷりと珈琲を淹れて、タバコを何本も用意して、ピアノの前に向かう。丸一日、練習をする。

多分、私は職業的な音楽家としてはものすごく「志の低い」部類に入る。

いつか武道館を満員にしたいという野望も無ければ、テレビに出たいという目標も無い。

正直に言ってしまえば、金をわんさか稼ぎたいという希望もあまり無い。

たまに魚釣りに行けて、たまに広島カープの応援(外野自由席が一番好きだ)に行ければそれで充分満足だし、酒も安い所で良い。

少しでも理想の音楽に近付けて、それで誰かがこっそり喜んでくれたら、存分に嬉しい。

ここ一年ぐらい、そういった傾向が特に強い。

だから、こんな事を言うのはいささか恥ずかしいのだけど、実は、最近はものすごく練習が愉しい。ピアノを弾くのが、面白い。

すみません、そんなこんなで私は今日も碌に働かずに呑気に日がな一日ピアノの練習などしております。

最早、悪びれる様子すら無くなって来ました。

末期的ダメ人間ですな。

知りませんが。

やー、練習タノシイ!

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2010年2月 8日 (月)

新しい文房具

新しい文房具を買った。

よく一緒に演奏しているハーモニカの皆川さんが文房具マニアで、新しい文房具を買う度に嬉しそうに私に報告してくるが、「そんなもん書ければ何でも良いやないか」と心中では思っていたのだが、いざ自分が買ってみると、確かに不思議と機嫌が良くなる。皆川さん、すまん。

買ったのは筆箱とボールペンとシャープペンシルと消しゴム。

たったそれだけなのだけれど。

文房具がきちんと揃っているので、電車内なのだけれど今から譜面の解析が出来る。

超嬉しい。

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2010年2月 7日 (日)

病院巡り

私は自宅を警備する事と呼吸をする事が職業なので、毎日休日である。

恋人の奈美子は、法外な報酬の代償にいかなる病や怪我でも治してしまう無免許の医者である(顔にギザギザの傷多数アリ)ので、ほぼ休みの無い日々を過ごしている。

そんな二人の休みがたまたま合っているので、今日は二人で病院巡りをしようという話になっている。

まずは整体へ。奈美子は肩が凝って痛いと言うし、私も今は何故かは知らぬが両の足首がズキズキと痛いので、診てもらわなくてはならない。

続いて目医者へ。奈美子のコンタクトレンズがなくなったというので、それを買うための処方箋をもらいに。

続いては、私が頭が巨悪い(きょわるい)ので、それを治しに精神科へ。

更に私のアルコール依存症を治す為にカウンセリングへ。

更には私の仮性包茎を治しに泌尿器科へ。

更に私の痔を治しに肛門科へ。

後半は嘘だけどね。

行ってくるぜ。これでオレも明日からズルムケだ!

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2010年2月 6日 (土)

何もかも足りない

正確に音楽を奏でたい。その欲望の高まりがここの所、凄い。

いや、「正確に奏でたい」のではないのかも知れない。「正確に奏でる技術を身に付けたい」、これが正しいかな。

例えば、狙ったタイミングで脱力をする技術、一定のタイムをキープする技術、特異な集中力を維持させる技術。言い始めたらキリが無い。

勿論、その技術をもってすれば「良い音楽」が出来る、そんな事は思っていない。もっと多面的で重層的に。技術だけで出来てしまうほど簡単ではない。

まだまだ、表現力も、技術も、あまつさえ欲求すら足りない。

今日は練習の合間にアブドゥラー・イブラヒムとランディ・ウェストンとヴラディミール・ホロヴィッツという三人のピアニストのレコードを聴いた。

三者三様で全く違うけれど、音色も、旋律も、リズムも。全てが素晴らしかった。音楽が、圧倒的だった。

まずは正確に彼らをなぞる。技術を身に付けてやる。

その遥か先にある表現。

一生かかって出来るのか?

知るかよ、そんなもん。

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2010年2月 5日 (金)

今年の目標その1

2月に入ってやっと今年の目標その1を設定。

ベートーベンのピアノソナタ第8番、Cマイナー、「悲愴」。第1楽章だけでも弾けるように。

こりゃ難しいわ。

とりあえずは練習あるのみ。

本業のジャズもサボらないようにしないとね。

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2010年2月 4日 (木)

今はあなたしか愛せない

本日の昼食、うどん。上がチューンナップ前、下がチューンナップ後である。

ネギで麺が隠れて見えないって?そいつは失礼。ただ、許してもらいたい。そして理解してもらいたい。私はネギが好きで好きでたまらないのだ。小岩駅ビル内にある「丸亀製麺」に足を運ぶ時、私の心中では「うどんを食べに行く:ネギを食べに行く」の比率は、3:7ぐらいで若干ネギの方に傾いているのだから。

という事で、私はつい先程、チェーン店のうどん屋、丸亀製麺にて「ネギうどん」をかっ喰らってきた。ちなみに「ネギうどん」は店内メニューには無い。セルフサービスで入れ放題のネギを、親の敵のように、右脇えぐりこむよに勝手に入れまくる事で完成する魅惑のメニューだ。

この「ネギうどん」に本日私が辿り着くまで、数々の苦難があった事は言うまでもない。

まず起きてすぐ、大体それは朝の10:00過ぎであったが、私はしばし呆けていた。眠りから醒め、意識だけは覚醒したものの、身体が覚醒しない。私は虚空をじっと見ていた。

何も足さない。何も引かない。まさに純然たるダメ人間の姿が其処に在った。

最近では初対面の人間に「お仕事は?」などと訊かれた時に、約3秒の逡巡の後、力無く「呼吸です」と答える事もしばしばな私ではあるが、起きてすぐ、虚空を見つめながら何もしていなかった私は文字通り「呼吸」の職務を全うしていた。

暫らくすると、自らが空腹である事に気が付く。何かを喰おうと思案する。自在にならぬ己の身体にいささかの歯痒さを感じながらものろのろと我が家の冷蔵庫へと向かうが、これといって何も無い。となれば何かを買いに出掛けるか、喰いに出掛けるかという選択肢しか私には残されていない。

「喰いに出掛けよう」

そう思い立った私は、ここで深く懊悩するのである。

嘗てハムレットが「生きるべきか死ぬべきか(或いは、在るべきか在らざるべきか)、それが問題だ」と懊悩したのとほぼ同程度の深刻さをもって、「ラーメンかうどんか、それが問題だ」と激しく懊悩するのだ。

しかしその刹那、脳裏に浮かぶ強烈な緑の画像、イメージ。そう、ネギという野菜の形而上学的観念が私の脳裏で鮮やかにその自らの存在を誇示したのだ。

「ネギうどんを、喰いに行こう」

私はそうしてやっとネギうどんにありつく事が出来たのだ。道中、私の中に在るテレサ・テン的な部分が「♪今はおネギしか愛せない~」と歌っていた事も言うまでもない。

そんなこんなでネギを喰って来た。

家に帰ってきて、これからは練習タイムだ。

只今、何と驚愕の四連休中である。「休みがたくさんあって良いね」などと人からたまに言われるが、私にとっては「休みがある」と「仕事が無い」は完全にイコールであるので、そんなに四連休は嬉しくない。

でももうそんな事では腐らない。

休みの日には練習をするのだよ、練習を。

ネギパワーで、今日はバッハから。

追記:遅くなりましたがコメント全部返しました。いつも色んなコメント下さってありがとうございます。書いたものに感想が来るのはとても嬉しいです。

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2010年2月 3日 (水)

雪だ!

ついつい嬉しくなって外へ出てしまう。わしゃ犬か。

雪が顔に当たってちめたい!当たり前じゃ、わしゃアホか。

数日前の東京での降雪は、京都にいた為に見れなかったのですが、本日はバッチリ堪能しております。

雪は良いねえ。

テンション上がるねえ。

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自分に超甘いワタクシ

何もしていないのに疲れてしまって、やる気が起きずに昼過ぎまで寝て過ごしてしまう。

罪悪感が余計に行動を制限して、ようやくピアノの前に向かったのが夕方前。日も暮れ始める頃。

やりかけだったバッハとムソルグスキーの曲をずっと練習する。相変わらず譜面が読めない。難しい。

今日はジャズはお休み。

たまにはこんな日もあらあな。

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2010年2月 2日 (火)

生活に戻る

東京行きのバスの中から。

京都行、終了。見事に二日間、遊び呆ける。

二日間とも師匠市川修の追悼イベントに参加していた事もあって、少し懐かしい方にもたくさん会う。新たな出会いもある。師匠が縁となってそうして人との繋がりが出来るというのは、何とはなしに嬉しい。

二日目だった昨日は、京都某所にある知り合い宅に泊めてもらう。

昼前に、家の前の寺から鳴り響く祭囃子の音で目を覚ます。節分の祭だ。

祭囃子が遠くで聴こえると、ぼんやりと切ない気持ちになる。赤い花が揺れている情景がすぐに頭に浮かんで、それが妙に寂しげなのだけれど、そうやって感じる名状しがたい切なさは、決して悪くはない。

布団の中で微睡みながら、遠くの祭囃子の音をずっと聴いていたかったのだけれど、バスの時間もあったので意を決して起きる。

東京に帰る。

この三日間は碌にピアノの練習が出来なかったから、帰ったらまた練習だ。

生活に戻る。

大事な事は、「生活」だ。

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2010年2月 1日 (月)

たまに嬉しい事があってすぐに浮かれる私

昨夜の京都ラグのイベント、楽しかった。

我が師匠の追悼イベントという事で、私も特別な気持ちではあったのだが、思っていた以上にリラックスして楽しめた。

私の大の憧れのミュージシャン、Mitch氏のステージに見とれる。もし私が女ならば一発で惚れてしまう事は間違いない、爽やかで骨太な漢振り(おとこぶり)。めちゃんこ格好良かった。惚れるどころか股を開くね、コンパスのように。

彼とも少しだけ共演させていただいた。

「何かアレやなあ、福島くん、ちゃんとピアニストになったなあ、いっちゃん(市川修)もきっと喜んではるで」と言っていただいた。

今年はまだ2月になったばかりだが、今年一番嬉しい出来事がもう既に起こってしまった。

Mitch氏にそんな風に言って頂けて、まさに天にも昇る気持ちだった。

自分自身で言えば、まだ「ちゃんとピアニストになっている実感」はあまり無い。

だからまだまだ頑張らないと。

こういう嬉しい事があると、やはりやる気になりますな。

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