王になどなれぬわ
有馬記念はドリームジャーニーにしてやられ、国王になるチャンスを逸してしまった。
昨日の日記にも書いたが、私と奈美子は二人で金(3000円ずつ)を出し合って有馬記念の馬券を買い、それが当たった暁には「国を買おう」と言っていたのだ。
それが、残念ながら、外れた。
水道橋の場外馬券売り場を出てとぼとぼと帰る時、傍らにいた奈美子に「なみちゃんはどこの国を買いたかった?」と聞いたら、ボソッと一言、「オマーン」と。
「なるほど、アラビア海の絶対君主制国家の王になりたかった訳ね」と私が言うと、奈美子はかぶりを振った。
「違う。ただ、オマーン国王と呼ばれたかっただけ…」と。
オマーン国王、オマーンこくおう、おまーんこくおう。
そうか、なるほど、と私は溜め息をついた。
私が欲しかったのは、実は国ではなく島だ。テンションが上がり、子供のように「国王!国王!」とはしゃぐ奈美子にはなかなか言い出せなかったが、実際の所、競馬の配当金では国は買えない。オマエ、そりゃ流石に無理だろよ。なので大変にリアリスト(現実主義者)であり、同時に大変に計算高い私は、国ではなく島を所望した。国は流石に無理だとしても、島ぐらい満足に買えるほどの配当金は返ってくるだろう。返って来なければ、JRA(日本中央競馬)のやっている事は畢竟詐欺にも等しい。
私が所望したのは、バヌアツ共和国はタフェア州最大の島、エロマンガ島である。
理由?そんなものは推して知るべしだ。聞くだけ野暮と言うのはまさしくこの事だ。
誰しもが中学生の頃に地図帳を捲りながら赤ペンで線を引いた太平洋の島、それこそがエロマンガ島だ。最早説明など不要であろう。
まあ、オマーン国もエロマンガ島も、夢のまた夢に終わってしまった訳だが…
一昨日は私のピアノ教室の生徒達の忘年会。
生徒の内の数人が、立派な「酔っ払い」になってしまったので、私も負けじと「スーパー酔っ払い」になった。「スーパー酔っ払い」への変身、それは私の得意技なのだが、存分に発揮してやった。無論、後半からの記憶は無い。知るかそんなもん。
さて、昨日はそうして有馬記念で夢破れた後は、奈美子と小岩へ。ちょっとここいら辺の事は色々落ち着いたら書こう。
今日は、年内最後の仕事へ臨みに千駄ヶ谷へ。
あまりに現金を持っていないので、新宿のチケットショップに寄って、青春18きっぷの余り分を売り払ってから。おそらくは5000円くらいにはなる。
新宿へ向かう電車の中からの更新でした。
新宿着いた。
また明日。
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