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2009年11月 6日 (金)

野菜で見る戦国時代~その激動の刻(とき)


さて、添付の写真は本日の私自作の「メガ盛りネギラーメン」である。ラーメン自体はメガ盛りではなく普通盛りであるが、ネギをゴテゴテに盛ってある。私の心の中で、一昨日辺りからやって来ていた「ネギ熱」、未だ覚めやらず。こうして自作ラーメンを作るまでに至った。

手前味噌ではあるが、なかなかに美味い出来であった。ネギのネギによるネギの為のラーメン、最早そういった風情である為、ネギ好きな人間が食べれば、「ウマい!」となるだろうし、ネギが嫌いな人間が食べれば「殺す…殺しちゃる…このラーメンを作ったネギバカを、ワシは絶対に殺しちゃるんじゃ…」となる事は必然であろう。おーこわ。

食べ終わってから、お茶を呑み、煙草を一服した後、私はおもむろにパソコンへと向かった。

私は知りたかったのだ。ネギの秘密を。

google検索。悪魔のツールを私は使う。

「決して見てはいけませんよ」

そう言われれば、畢竟人間というのは逆に興味を強く示すものなのだ。知ってはならぬ禁断のネギの秘密、私はその扉に手をかけた。

「ネギ アリシン」と検索窓に打ち込む私。アリシンとはネギに含まれる栄養素の事である。秘密の部屋を覗き込む出歯亀のように私は鼻息荒く興奮を隠せなかった。

その結果、私はネギの栄養素に関して、凡その全容を知ることが出来た。

・アリシンになる前の臭み成分アリインに増強効果がある事。

・アリシンと同時にビタミンB1を摂ると、その二つが身体の中で結合してアリチアミンという物質になる。これが脳の働きを活性化させる事。

・ネギは脂肪燃焼効果も強い。

等々。

極めて優秀な野菜、それがネギだという事が分かった。

また上記の添付写真のラーメンに、私は本日は戯れに「ほうれん草」を入れてみた。これまた、ポパイの元気の源となる野菜である。私は再びgoogle先生にお伺いを立てるべく、検索窓に「ほうれん草 ビタミン」と打ち込んでみた。

私はそこで驚愕の事実を知る事となった。

ほうれん草は、野菜の中でも栄養的価値は最高の野菜である、との事だった。ビタミンA(カロチン)、ビタミンB2、ビタミンC、更には鉄分にカリウムなど。

「こ…こんな事って…あるんかいや…!」

ざわ…ざわ…ざわ…

私はざわついた。

つまりほうれん草は野菜の皇帝だ、という事になる。

さて、ここまで来た所で本日の本題に入ろう。

皇帝、将軍、覇王、何でも構わないが、乱世の時代にはそういう風に天下を取った人物が数多くいる。それでは、野菜をそれぞれの武将に当てはめていく、という遊びをしてみようではないかという試みだ。

「あ、フクシマが狂った…」と読みながら思った諸姉兄、心配御無用、元より狂っておる!

さて、では上記のようにほうれん草が覇王である事はわかったので、次の項目から始めよう。

・ほうれん草 ~ 織田信長
信長という男は残忍な暴君である一方で、大変に計算高い策略家でもあったという。延暦寺の焼き討ちのようなあまりにも惨たらしい殺戮がある裏では、その殺戮は、終わる事のないと思われていた宗教戦争に終止符を打ったとする見方もあるようだ。知力と武力、更には政治力。それら全てを兼ね備えていた戦国時代の覇王・信長は、野菜の皇帝であるほうれん草と似てはいないだろうか。皆の者、これからほうれん草を喰らう時には、必ず敦盛を舞ってから喰らうようにするのじゃぞ。

続いて

・にんにく ~ 上杉謙信
にんにくは野菜界の「軍神」である。この事に異論を唱える方は少なかろう。ならば、野菜界という群雄割拠の世界において、まさに「軍神」の名を欲しい儘にするにんにくこそ、上杉謙信のポジションに相応しいと考えるのは最早自明の理である。また、にんにくがネギと同様にビタミンB1と結合して効果を発揮するアリシンを多分に含む事から考えるに、宇佐美定満という名軍師を抱えつつ、「越後の虎」という異名を採った上杉謙信の姿を創造するのは難しい事ではない。皆の者、これからにんにくを喰らう前には、毘沙門天のご加護を思いながら喰らうのじゃぞ。

そして

・もやし ~ 豊臣秀吉
一般にもやし、と言うと、「もやしっ子」などの言葉から貧弱なイメージを抱きがちだ。しかし、ここではもやしの最大の利点である「安さ」に注目してみたい。もやしは安ければ一袋15円ほどで手に入る、大変お手頃な野菜である。私はこの点に、足軽(もしくは農民)といった下層階級の出から立身出世を果たし、太閤の地位にまで上り詰めた秀吉の姿を見るのである。もやしも、その安価さから想像し難いが、豆やヒゲ部分を丁寧に取り除いて、高級中華料理などに使われる事もある。その立身出世ぶりたるや、まさに太閤秀吉の姿に瓜二つである。皆の者、これからもやしを喰らう時には、「浪速の事は夢のまた夢であったなあ」と感慨に耽りながら喰らうのじゃぞ。

さて、最後に

・ネギ ~ 直江兼続
私が愛してやまない「the 野菜 of 野菜」であるネギ。これは、越後の名将である直江兼続に当てはめていきたい。ネギという野菜の特徴は、「決して主役ではない」という点である。しかし、主役ではないが、絶対に欠かす事の出来ない名脇役である。考えてもみてほしい。ネギの無い納豆、ネギの無い月見蕎麦、ネギの無いネギ間串。そういったものには風情や趣が欠如しているばかりか、戦(いくさ)にすらならない。飛車角香車桂馬を落として臨む将棋のようなものだ。それを考えた際に、上杉家きっての名参謀である直江兼続をネギのイメージに重ねるのは自然な流れだと言える。先述した太閤秀吉ですらも、自らの配下に兼続を欲しがった、というエピソードがあるほど、その脇役ぶりは一目を置かれる存在であった。皆の者、これからネギを喰らう時には頭上に大きく「愛」の一文字を置きながら喰らうのじゃぞ。

という事で本日の「野菜で見る戦国時代~その激動の刻(とき)」をお開きと致します。

みんなで野菜を食おうぜ。

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コメント

全部、ラーメンの付け合わせの野菜ね?付け合わせっていうと福島くんが「侮辱すんな!名脇役だ!」とかいいそうだけど。ネギは美味しいよね。炒めたネギミソを熱々ご飯で食べるのなんて最高だね。そういや、京都のラーメン屋でよく見かけたニンニク(に唐辛子が絡めてある)薬味?、東京や関東では見ない気がするんだけど、私の気のせい?

投稿: クロサバ | 2009年11月10日 (火) 01時49分

クロサバさんへ
ニントン、ですね。確かに東京のラーメン屋ではあまり見かけませんね。あれ、美味しいですよね。
付け合わせとしてだけでなく、ほうれん草はおひたしなんかも好きなんです。美味しいですね。
ネギ味噌も、勿論大好きだー!

投稿: ふくしまたけし | 2009年11月13日 (金) 14時51分

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