« 池袋はアニメの街だった | トップページ | 出張練習 »

2009年11月22日 (日)

驚嘆?嫉妬?賞賛?いや、絶望。

テレビで全盲のクラシックピアニスト、辻井伸行氏の演奏を見る。

完璧過ぎてぐうの音も出ない。

感情を表現するための脱力、そして身体運用。

あまりにも自然過ぎて、(少なくとも建前上は)同じピアニストとして嫉妬と言うか、軽く絶望する。

「コイツ…まじすげぇ…」と。

全盲じゃなくてもすごい。

仮に腕が五本あったとしてもすごい。

音楽家に必要なのは、ただひたすらに、素晴らしい演奏をするという事、たったそれだけだ。

勿論、「素晴らしい演奏」というのは場合によっても変わるけれど。

こんなのを見るのは、本当に精神衛生上宜しくない。

マジすげぇよ、このガキ…

|

« 池袋はアニメの街だった | トップページ | 出張練習 »

音楽」カテゴリの記事

コメント

この人、本当に凄いよね!譜面も全部暗記しているから、体の内側から出てくる音楽だよね。目が見えないから緊張しないのかな、それともこの人もとから器が物凄く大きいのかな、このあいだ優勝した国際コンクールで、何千人の観客の前でも、緊張せず「楽しく」演奏できたって言ってたよ…。お医者さんとスッチーの息子さんだから、もし目が見えていたら、お父さんの後を継いでお医者さんになってたかな?それとも、やっぱりピアニストだったかな?
高校時代の友人、女5人(+1←娘)で来た宮崎の空の下より

投稿: クロサバ | 2009年11月23日 (月) 00時27分

クロサバさんへ
昨日もテレビでやってました、「のぶカンタービレ」。やー、やっぱりこの子すごいっすわ。精神的にも技術的にも。両親の支えもあるんだろうけれど、本人の努力と「楽しむ」という姿勢がすごい。やっぱり昨日も見ていてちょっといやんなりました(笑)

投稿: ふくしまたけし | 2009年12月 1日 (火) 12時42分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 池袋はアニメの街だった | トップページ | 出張練習 »