« 2009年10月 | トップページ | 2009年12月 »

2009年11月

2009年11月30日 (月)

英文リハビリ

少し、英語力を戻したくて、暇な時に少しずつ英文を読んでいる。

「The Grapes of Wrath」、スタインベックの「怒りの葡萄」。

いやーしかし読めねえなあ。単語もかなりわからないし、長いセンテンスだとSVがどれかもわからなくなる。

毎日やらないとだね、語学は。

音楽と一緒だ。

| | コメント (2)

2009年11月29日 (日)

「マムシ」と呼ばれた横綱との戦い

「マムシ」と呼ばれた横綱との戦い
写真のキチガイは友人のヤマちゃんです。

昨夜、酔っ払って小岩駅にある横綱栃錦像と戦い始めました。

栃錦に腕がらみ(アームロック)をかけるヤマちゃん。悔しいですが輝いています。ピカピカに。

今日は丸一日レッスンなのですが、手帳を家に忘れて来ました。

持って行かなくてはいけないものナンバー1なのに忘れるとかね、もうね、死ねます。

| | コメント (0)

2009年11月28日 (土)

冥利

ジャズが楽しい、レッスンに来るのが楽しい

そんな事を生徒から言われると、本当に嬉しい。

私だって楽しいんですよ。

しんどい事もたくさんあるけれど、やっぱりジャズは超楽しい。

そういう事を少しでも共有出来るのは、冥利に尽きる。

| | コメント (0)

2009年11月27日 (金)

ダサカッコいい

今日戯れにちょこっとだけ練習した曲だが、Duke Ellingtonの「I let a song go out of my heart」という曲、良い曲だなあ。

舌を噛みそうな長いタイトルが。

じゃなかった、明るいメロディラインが。

あとAメロにあるダサカッコいいキメが。

エリントンの曲ってたまにこういうダサカッコいい曲あるよなあ。「Satin Doll」とかもどっちかって言うとダサカッコいい部類だな。

あ、あとタイトル。こういう時って「from my heart」じゃなくて「out of my heart」なんですな。

オレは大学の英文科で九年間も何を学んでいたんだと小一時間以下略

| | コメント (2)

原爆のこと

変な自慢では無いが、日本にある都道府県の中で行った事が無いのは沖縄県だけだ。

昔オートバイに乗っていた時期にあちこちへ行った事や、若い頃に現実逃避の為に「いじけ旅」と称して東北や四国をふらふらとしていた事なども手伝って、随分とあちらこちらへと行った。見知らぬ土地で無計画に野宿をしたり、知らない店に適当に入ったりするのはなかなかに楽しかったものだ。

それは海外に行った時もあまり変わらなかった。多分、一生治らない。この「ふらつき癖」は。

そうやってあちらこちらへ行って、未だにいくつか印象に残っている土地がある。

例えば。

中学生の時に自転車で訪れた渡瀬遊水池の突き抜けるような景色。

和歌山の那智勝浦の漁港で独りで寒さに震えながら聞いた波の音。

岩手県、野宿した小岩井農場の「しん」とでも聞こえて来そうなほどの静けさ。

北海道、友人のツネキ君と二人で過ごした珍道中。

様々な情景が、今も色鮮やかに私の脳裏に蘇る。幾つものニッポンの風景の記憶、それは私の掛け替えの無い財産の一つだ。

その中でも幾つか、私にとって取り分け印象深い土地がある。

生まれ故郷の東京、九年間を暮らして過ごした京都、この二つの土地が私にとって特別なのは半ば当然の事として、もう一つ、私にとって特別な土地がある。

それは、広島だ。

今日は、広島の話を少し。

初めて広島を訪れたのは、中学の修学旅行の時だった。

京都の寺社仏閣を見てから広島に移動、原爆ドームを見て宮島を見て、というかなりベタなコース。実際の所、そんな物心も大してついていない時期に寺社仏閣などを見ても、その良さはあまりわからない。覚えている事と言えば、京都で泊まった宿のすき焼きが大層不味かった事や、宮島の宿で向かいの宿のヤンキーとケンカになった事や、夜間の散策中に同級生の赤井君と平野さんが手を繋ぎながら歩いているのを見て、「あいつら、付き合っとるんじゃのう」「すごいのう」などと我々「DTズ(童貞ズ)」が言っていた事ぐらいだ。

そんな私でも記憶に残っている、いや、残ってしまっていると言った方が正しいだろうか、それが広島で見た原爆ドームだった。

その横にある広島平和記念資料館、そこで夥しい数の原爆写真を見た事は、トラウマと言うには少々大袈裟だが、強烈な印象を中学生の私に残した。

1945年、8月6日、実際に起きた現実の出来事としての原爆投下であるが、それは果たして本当に起きた事なのか、と錯覚するほどの地獄絵図、つまりは「まるでこの世のものとは思えない」というような印象を抱いたのだ。

私は未だにどこかで、「戦争はいけない、原爆はいけない」という小学生のような思いを抱え続けているが、その根幹にあるのは、恐らくはこの時の強烈な印象からではないだろうかと思っている。

昨日、ニュース番組「報道ステーション」を見ていた。

写真家のアラーキーこと荒木経惟氏が、「広島ノ顔」と題して写真展を開催していたのを、報道ステーションが特集していた。

顔、顔、顔。

アラーキーは今回は「顔」をテーマに、広島に生きる人々の顔を撮っていた。曰わく、「顔は裸だから」だそうだ。

味わい深い写真が何点も番組で紹介された。私は以前からアラーキーは好きな写真家だったのだが、改めて素晴らしいなと感服した。そこにはリアルな人の顔があった。表層的な美しさにとどまらない、悲喜交々の様々な顔をアラーキーは撮っていた。

私の印象に残ったのは、ある一家の写真だった。

それは、原爆被害を受けた女性、そしてその娘と、更にその娘の息子という、親子三代が同時に写った「顔」であった。

原爆の被害は一過性のものでは無い。その被害は血液やDNAにまで被害を及ぼし、原爆被害者の子供達は「被爆一世、二世、三世」と言ったような呼び名で呼ばれる事もしばしばだ。

上記の家族たちも、そういった被爆一家である。

しかし、彼らの表情は一様に明るかった。

生きている事が、こうして家族に囲まれている事が嬉しい、と祖母が語った。それはどこにも嘘の無い、本当の言葉であるように私には感じられた。

そんな表情が、私の心を打った。

広島にのみならず、長崎にも原爆は投下された。被害者の数は30万人だとも40万人だとも、或いはその数倍だとも言われている。

そういった事があったにも関わらず、強く、生きている人たちがいる事に、私は心を揺り動かされるのである。

| | コメント (0)

2009年11月26日 (木)

緒方孝市よ、永遠なれ

昨日、友人のヤマと二人で立ち呑み屋でレモンハイを啜りながらぼんやりとテレビを見ていたら、報道ステーションで引退した野球選手の特集をやっていた。

取り上げられたのは、木村拓也、秀太、緒方孝市の三人。

緒方の引退に関しては当ブログでも一度取り上げた事はあったが、やはり何度見ても胸にこみ上げるものがある。元カープの木村拓也の引退の映像も、心に迫るものがあった。

熱きカープ戦士達に乾杯。

緒方孝市の引退セレモニーでの言葉をここに貼り付ける。

私も、いつもユニフォームが真っ黒であるような、そんな音楽家でありたい。

「子どもの頃の夢はプロの野球選手になることでした。その夢が実現しカープに入団して、23年間も大好きな野球を思いっきりやれました。

人に負けたくない。この世界でなんとか成功したい。そういう想いで一生懸命バットを振って、がむしゃらに練習してきました。

常に全力で、試合が終わればユニフォームが真っ黒に。そんな選手でありたいと最後の最後まで思っていました。気が付けばそのユニフォームが汚れなくなり、そして走ることも守ることも自分の思うようなプレーが出来なくなったと感じ、引退を決意しました。

本当にケガの多い野球人生ではありましたが、家族の支え・チームの仲間の支え、そしてなによりファンの支えによってここまでこれました。カープのユニフォームを着て23年間野球が出来たことを誇りに思います。 ありがとうございました。」

緒方孝市よ、永遠なれ。

| | コメント (0)

2009年11月25日 (水)

練習なんて言ってますけど要は遊んでるだけですから

さあ今から酒を呑もうと思う。

今日はよく練習したな。ずっとピアノの前にいたような気がする。

練習。

とても大事な事で、自分なりに色々と工夫しながらやっているのだけれど、時々不思議な気持ちになる。

練習って、結局「遊び」じゃん、って。

そう、真剣にはやっているけれど、やっぱり一番は「面白いから」やっている。

色んな曲を弾いたり、リズムトレーニングをしたり、パッセージを弾いたり。やっぱりそういうのって楽しいじゃん、って。

だから、今日も一日中よく遊びました。

私が練習しなくったって誰が困る訳でも無い。私の代わりは幾らでもいる。

そんなのはわかっているけれど、でも練習する。楽しいからピアノを弾くんだ。

上手くなりたいから。

少しでも良い音楽を奏でたいから。

だから、これでいいのだ。

ぼんぼんばかぼんばかぼんぼん。

| | コメント (2)

結論

かなり見づらくなっている。いちいち「続きを見る」をクリックせにゃならん。何じゃこりゃー。

ざんねむ。

| | コメント (2)

テスト更新

ココログの仕様が変更されたようなので、テスト更新。

| | コメント (0)

2009年11月24日 (火)

気分転換

今日は昼と夜にレッスンが一つずつ。それだけ。

なので日中はずっと練習。今は少し練習に飽きて来てるので、ちょっとだけブログを更新して気分転換。

久しぶりにみっちりとブルーズピアノ、ブギウギピアノの練習を。ジャズ以外は久しぶりなものだから、最初なかなか指が思うように動いてくれなかったのだけれど、少しやれば思い出す。

シャッフルのリズムを感じながら。三連符がキモティー。

最近また少し太った。

夜のレッスンの前に走ろう。

はい、気分転換お終い。

| | コメント (0)

ホタルイカと焼酎

ホタルイカと焼酎
大発見!ホタルイカのチャンジャ、激烈に美味し!

ボーカルおおたりこちゃんよりの頂きもの。

奈美子邸にずかずかとやって来て、チャンジャを広げて焼酎で一杯始めるクズのようなわたくし。

「早く寝ろあたしは明日早い早く寝ろあたしは明日早い早く寝ろあたしは明日早い」

わかった奈美子、あと一杯で寝る。

心配ご無用!

安心したまへ!

| | コメント (0)

2009年11月23日 (月)

出張練習

レッスンも無いのに千駄ヶ谷へ。

譜面書きの残りと練習をしに、我がジルミュージックスクールへ。

他の先生がレッスンをしていない時は勝手に使っても構わないので、こうしてたまに使わせて頂いている。

やっぱり家でやるよりも格段に捗る。家だと何というか、精神的に怠けてしまうし。

さて、空いてるかな?

| | コメント (0)

2009年11月22日 (日)

驚嘆?嫉妬?賞賛?いや、絶望。

テレビで全盲のクラシックピアニスト、辻井伸行氏の演奏を見る。

完璧過ぎてぐうの音も出ない。

感情を表現するための脱力、そして身体運用。

あまりにも自然過ぎて、(少なくとも建前上は)同じピアニストとして嫉妬と言うか、軽く絶望する。

「コイツ…まじすげぇ…」と。

全盲じゃなくてもすごい。

仮に腕が五本あったとしてもすごい。

音楽家に必要なのは、ただひたすらに、素晴らしい演奏をするという事、たったそれだけだ。

勿論、「素晴らしい演奏」というのは場合によっても変わるけれど。

こんなのを見るのは、本当に精神衛生上宜しくない。

マジすげぇよ、このガキ…

| | コメント (2)

池袋はアニメの街だった

池袋はアニメの街だった
久しぶりに池袋でデートです。

アニメイトでテンションを上げていた所から、奈美子が元オタクだと判明しました。

早く帰って譜面を書きます。

| | コメント (0)

2009年11月21日 (土)

俯瞰して、総合的に知りたい

譜面書き、今日も朝からやるも全て終わらず。

ハモりのメロディ作るのって、なかなかに難しい。

京都に住むサックスの黒ちゃんに「ねーねーこういう時ってどうすりゃ良いの?」とハモりメロ作りに関して教えを請う。

お陰で幾つか解決した所もある。

全てのメロディーにハーモニーラインを入れると嫌らしくなるから、入れる所と入れない所のバランスも考えて。

黒ちゃん曰わく「要はバランスやな」

答えて「バランスって一番苦手っすわ」

黒ちゃんが「みんなそうや(笑)」って。

しかし、編曲能力っていうのは自分の中での数多い(多いのかい)弱点の一つで、やはり「総合的に音楽を知っている」という事が無いと難しい。

良い機会だと思って、腰を据えてじっくりと課題に取り組む。しんどいけれど。

でも、気分転換にファッツウォーラーやらアールハインズやらのコピーをやると、やっぱり楽しくて、ああいうオールドスタイルのピアノは好きだなと改めて思う。アートテイタムはちょっと苦手なんだけれど。

昨夜、寝る前にシドニーベシェのソプラノサックスとクラリネットを聴いた。ロイエルドリッジのトランペットも。

もう、本当に素晴らしくて、若干興奮して眠るのが少し遅くなった。

そのせいで、今日は少し眠い。

アホだ。

| | コメント (0)

2009年11月20日 (金)

何たる僥倖

今日は朝から頑張ってアレンジ譜面を書いて、普段の練習をやって、ファッツウォーラーのコピー譜を書き上げて。

「あーもう疲れた、今日はもうお終い!メシ食ってダラダラしよ!」ってなってテレビを点けたのが21:00、そしたら…

やってるじゃねえか!

『天空の城ラピュタ』が!

何たる僥倖…!

冒頭のシータが飛空船から落ちるシーンで既にテンションがもりもり上がるネ。

ぎゃー、飛行石が輝き始めたー!

パズーが肉団子を買っているー!

このアニメ、多分観るの三十回目ぐらいだと思うけれど(決して大袈裟な回数でなく)、何でこんなに毎回面白いんだ!

これと『ナウシカ』と『魔女』と『トトロ』ね。ホント、何遍観ても面白い。

ん?

ああ、ジブリ?

好きだよ?

何か?

| | コメント (0)

休日返上

ボーカルアレンジとバンドアレンジを作らなくてはいけない宿題があって。

全部で五曲。

やー、やっぱり時間かかるなあ、慣れてないし。

取り敢えず昨日から少しずつ始めて、やっと一曲終わり。あと四曲。今日中にあと二曲ぐらい終わると良いんだけれど。

何とかなるかな、まだ午前中だし。

自分の練習もしたいしね。

今日はレッスンもライブも何にも無い日だから、そういう時こそコツコツやっていかないと。

口惜しい事も腹の立つ事もたくさんある。情けない事も。

それでも前を向かなくちゃいけない。

方法や手段は何だって良い。生き残る事だけが大事なんだ。

逃げたらそこでお終いだ。

だから、逃げない。前を向く。

| | コメント (2)

暦変われば他人に戻る

二日酔いと過剰なカロリー摂取を後悔して「11月19日にはもう酒を呑まない」という目標を自らに掲げ、見事達成。

鉄の意志を持つ事でお馴染みの私である。

深夜0時を周り、日付も変わったので、飲酒を再開。

日付が変わったら人生は変わる。

んなわきゃねえか。

| | コメント (0)

2009年11月19日 (木)

うどん→カレー→デブ

本日の目標を「酒を呑まない」に設定した私、福島剛30歳、人としてはなかなかに高いレベルで終わっております。

さて、よくある事なのだが、泥酔して朝(というよりも昼)起きたら、横に友人のヤマがいた。そうだ、昨夜は「金が無いから」という理由でウチで呑んでいたんだっけ。

二人とも程よく目が覚めた時点で、「二日酔いだよー、気持ちが悪いよー、頭が痛いよー」などと言いながらウチを出る。小岩駅の丸亀製麺で軽くうどんを食らう。ネギパワーで少し元気になる。

ちなみにヤマはこのクソ寒い日に、ものすごい薄着で出かけて、ずっと「寒い寒い」と言っていた。バカなんだと思う。

その後、二人して時間を持て余して、小岩の街をぶらぶらと散歩。阿藤快か地井武男にでもなったかのようなつもりで。

飲食店の外に出されているランチのメニューを見ては「ランチは安いのう」と二人して悦に入る、という遊びをひたすらに続けていると、そこそこ歩いたせいもあって小腹が減ってくる。さっきうどん食ったばかりなのに。バカなの?死ぬの?

という事で、インドカレー屋の「ブッダ」という店のランチを攻める。

ヤマはチキンカレーセット、私はマトンカレーセット。二人とも最大の辛さにして注文してみるが辛さ自体は大したことも無かった。カレー自体は大変美味い。また、セットメニューについてきたラッシーがなかなかに絶品。本場インドでは絶対に呑めなかった味がそこにあった。インドのメシ屋は大体がマズイんだもの。全て合わせて680円。やはりランチは安い。

その後、二人で何故か近所のネットカフェに来ていて、今ちょうどネットカフェからの更新。

ぼちぼち帰って譜面を書かなきゃ。

本日の教訓
「うどんの後にカレーはデブ一直線」

| | コメント (0)

2009年11月18日 (水)

追い討ち

酔っ払ってブログを更新してはいけないとあれほど誓ったのに。

何だ、前回の痛々しい文章は!

「教師に名指しで晒し者にされて授業中に吊し上げられる夢」を見て、若干不愉快な寝起きですが、そこにこうやって追い討ちをかけている訳だ。

いやー…もう死のう…

いや、やっぱ寝よう…

| | コメント (2)

泥酔による欲求

深夜に寝付けずに酒を呑んでおると、思う事はいつも大体同じであるのう。

「ワシはこの先、音楽界なんちゅう所で生き残っていけるのかのう…?」

という事と

「うどんが食べたいのう…ネギをたっぷり乗せたうどんが食べたいのう…」

という事と

「釣りに行きたいのう、カワハギが食いたいのう…」

という事と

「奈美子に会いたいのう…」

という事あたり。

うん。

自室で独りなのだが、

酔っ払った。

| | コメント (0)

2009年11月17日 (火)

匠たちのバカ

本日は昼でレッスン終わり。

そこから練習。

ピーターソンとエバンスのコピー。

エバンスの変てこな和音は難しいし、ピーターソンの速弾きはスローにして練習してもつっかえる。

お手本の本人達の演奏を聴いたら、「あーすげーすげー!オマエラ超ウマイ!」と不貞腐れそうになる。

不貞腐れてはいけません。

地道に練習するのです。

あー難しい。

| | コメント (0)

2009年11月16日 (月)

MSタイムが無いなんて

免許証の更新に行って来た。

五年前の違反があと十日ばかり早ければ、今回より優良ゴールド免許だったのだが、僅差でそれも叶わず。

私の免許証は、原付と中型バイクのみ。車は乗れない。

東京は電車やバスの交通網も発達しているし、バイクに乗る機会もなくなってしまったので、今ではすっかりペーパードライバーだ。

私はそもそもそんなに運転が好きではないからもうこれで良い。

免許証の更新に行くのは、これで何回目だろうか。五回目ぐらいだろうか。いつ行っても劇的につまらない。

間違いなく「つまらなくてナンボ」という風情を湛えておる、免許更新は。

講習中、私の前に座った若い女がずっと「おぱーんーてーいー」をツーケー(ケツ)の辺りから露出していた。

ちらと見える、というレベルではない。もろっと見える、というレベルである。

最初は私も「ほうほう、ブラック、つまり黒かね、黒は女を美しく見せるのだよ」などと上機嫌で後ろの席からその黒いおぱーんーてーいーを凝視していたが、私は次第に自らが遣り場の無い怒りを覚えている事を知るに至った。

パンチラではなくパンモロ、そんなものに何の価値があるのだ!?と。

其処には全く情趣が無い。風情が無い。滋味も無い。無い無い尽くしだ。そんなものの何が良いんだ!

もう…がっかりだよ…!!

貴様、ケツをしまえ!と私は叫びそうになったが、隣にいた気の良さそうな青年が「ここはこらえてつかあさい、こらえてつかあさい」と広島弁で私を宥めたので、私は怒りを堪えた。広島カープファンで良かった。

しかし、あのもろっと露出されたおぱーんーてーいー。あれが噂に聞く「見せパン」なのだろうか。だとすれば、そんな文化は早々に廃れて頂きたい。忌むべき文化以外の何物でも無い。

チラリと見える可憐さ、儚さ、そして美しさ。それがわからない奴らは畢竟万死に値する。

世阿弥は言った。「秘すれば花」と。

隠す事に意味があるのだ。全くわかっとらん!

と、私は少々不機嫌になりながら講習を受けていた。「この国はじきに滅びてしまうかも知れん」、そんな事を考えながら。

だが、私には免許更新における楽しみが一つあった。

それは、講習も終盤にさしかかった頃に訪れるMSタイムである。

因みにここで言うMSとは「マサシ・サダ」の事を指す。

講習が残り三十分を切ろうかという頃に、教官が「それでは最後に皆さんに交通事故防止の為のビデオを観てもらいまーす」と言った辺りからMSタイムはスタートする。

MS(マサシ・サダ)の名曲である『償い』、この曲をモチーフにした「超不幸ドラマ」が始まるのだ。観ればトラウマ確実なこのドラマを観る事を、私はいつも秘かな楽しみにしていた。

物語のあらましはこうだ。

工場で働く「ゆうちゃん」、彼はいつも給料が出るとまっすぐに郵便局へ向かい、その給料の殆どを口座に入れていた。仲間はそんな彼を見て「アイツは貯金が趣味のしみったれたヤツだ」と嘲笑うばかりだった。

だが、ゆうちゃんは実は貯金をしていた訳ではなかった。彼は、送金をしていたのだ。

勤務先の工場にやって来る前、一度だけゆうちゃんは悲しい事故を起こしていた。そう、交通事故だ。

遅くまでの残業を終えたゆうちゃんは、疲れながらも車を運転しながら家路に着いていた。運転中に疲れからふっと気が緩んだ。その時に、人を、轢いて、しまったのだ。

不幸にも相手の男性は命を落とした。

被害男性の奥さんは、ゆうちゃんを罵った。「人殺し!あんたを決して許さない!」と。

ゆうちゃんはただひたすらに泣き乍ら、頭を床にこすりつける事しか出来なかった。

それからゆうちゃんは人が変わったように働きまくった。何か、自らの罪を忘れるかのように。そしてそれを償う為に。

許される筈も無い、それを知りながら、ただただ送金を続けた。

そんな事を何年も続けてきたある日、その奥さんから一通の手紙が届く。

そこにはこうあった。

「もう送金はやめて下さい」と。

手紙には以下のように続けてあった。

「あなたの字を見ると主人を思い出してつらいのです。あなたの気持ちはよくわかりました。主人はもう帰りませんが、それよりもどうかあなたの人生をもう一度生きて下さい」と。

人間は悲しい。なぜならみんな優しいからだ。それが傷つけ合ったり慰め合ったりしながら生きている。

神様、ゆうちゃんは許されたと思って良いのですか?

そう思った「私」は、止め処もなく涙が溢れて来た。

というストーリーなのだが、この話がなかなかに良いのである。トラウマと共に「交通事故は起こしちゃいけねーなー」などと思うのであるが、このMSタイムが、なかった。

大変に残念なのである。

という本日の免許証更新日記でした。

マサシを流せよ、免許センター。

| | コメント (0)

2009年11月15日 (日)

さよならツンデレ先生

広島カープ、昨日付けで外国人4選手に戦力外通告を、との事。マクレーン、フィリップス、コズロースキー、シーボルの4選手。

投手のコズロースキーと野手のマクレーンに関しては、そんなに好きな選手だった訳ではないので、「ああそうかー、残念だなー」ぐらいの感じなのだが、フィリップスとシーボルに関しては、やはりそれ以上に寂しさも感じる。

アンディ・フィリップスは、今年の8月ぐらいには本当によく打った。誇張でも何でもなく、連日お立ち台へ上がる活躍ぶりだった。守備は確かにかなり酷いものだったが、その勝負強い打撃は私たちファンに大いなる期待を抱かせた。仮に守備力の向上があり、尚且つ低めの変化球に対応する能力も兼ね備えられれば、相当に良い選手だと思うのだが。

いやはや、フィリップス放出は勿体無い。

そして、スコット・シーボル。「先生」の渾名でお馴染みのシーボル先生である。私はシーボル先生が大変好きだった。

ちなみに「先生」の由来は、シーボルという名前が「シーボルト先生」に似ているからだそうである。カープファンは馬鹿なんだな、きっと。

さて、このシーボル先生であるが、まさに「記録よりも記憶に残る選手」であった。あれは昨年だったか今年だったか、劇的なサヨナラ満塁ホームランを打った事もある。私の記憶にもはっきりと残っている。そういったチャンスでの活躍もあるのだが。

シーボル先生の代名詞と言えば、「ツンデレ」である。

チャンスであっさりと凡退、という事を何回か続けて我々ファンを失望させる。時には絶妙な所で「少年野球か!」とツッコミたくなるような凡エラーまでしてくれる。ここまでがシーボル先生の「ツン」の部分である。

我々は次第にシーボル先生に期待を寄せないようになり、チャンスにシーボル先生が打席に立つと「あーあ、ここで先生かよー、自動アウトじゃんかよ、はいチェンジチェンジ」と若干投げ遣りになる。

そうなった所で先生の「デレ」の部分が発揮されるのである。

キター!タイムリー!

という予想外の展開。「あれ?シーボルすげえじゃん!次も打つかな!」

期待をしてはいけない。

ファンが自分に期待を寄せた瞬間に、シーボル先生はそっぽを向いてしまう。期待には決して応えない、それがシーボル先生だ。

我々が「あーあ、シーボルだ」と投げ遣りになった所でどでかいヤツを一発。これがシーボル先生の「ツンデレ」の魅力であったのだ。

また、ヒーローインタビューも秀逸な事に、ボソボソと喋り、何と言っているかわからない。通訳の人が「ん?パードン?」みたいな感じでシーボルに聞き直すシーンも度々見られた。客席からは「シーボルー、はっきり喋れー!」というような暖かいヤジもよく飛んでいた。

あのボソボソインタビューとツンデレホームランがもう見られないと思うと、非常に寂しい。

そういうお茶目な選手を「遊び枠」みたいな感じで残しておいてくれても良いのに、なんて私は思ってしまうのだが、そこは流石にプロの世界、厳しいものだなあ。

ともあれ、コズロースキー、マクレーン、フィリップス、シーボルの4選手、お疲れ様でした。次の新天地で花を咲かせて下さい。

あと、阪神タイガースは、今年のメンチか、いつぞやのグリーンウェルのような外人選手を是非とも補強して下さい。

| | コメント (0)

2009年11月14日 (土)

ベタもたまには悪くない

『嫌われ松子の一生』読破。

何コレ、全く救いが無いね。

刑務所とかソープとか、まあある意味コテコテの展開ではあるんだけど。

松子さんはいきなり死ぬしね。

合掌。

| | コメント (2)

2009年11月13日 (金)

雑感 練習

まー見事に金が無くて。

「今月の種々の支払い、どうすべ」と思案してあれこれ銭の計算していたのだけれど、多分何とかなる。というよりも何とかしなくちゃいけない。

持ってたら持ってるだけ遣う、という悪癖をどうにかしなくてはならない。やー、しかし金が無い。

本日も順調に練習をする。金が無い時は練習は良いよ。金が一切かからないし、ピアノはちょっとずつだけど上手になるし。

「Drop2」というピアノの技術があるのだけれど、それを少し勉強する。まだ実用化するには遠い。もう少し自然な形で出来るようになるまでは使い物にはならない。

自分にとっての新しい技術や知識というのは、幾つかの過程を経て身に付いていく。

まず「知る」という段階。

語学の習得にも少し似ているような気はする。

例えば、単語単位というレベルで「consider」という単語がある事を知り、それが「熟考する」という意味である事を知る。これはまだ文脈の中で使える段階には無い。あくまでも「そういう単語があるのだな」という事を知っている段階だ。

だからこの時点では、「consider」という単語を見た時には、「あ、それ、何だっけ!何ていう意味だったかなー」と考えた後、「あ、『熟考する』だ!」と分かるに至る。「知っている」ではあるけれど、「使える」には程遠い訳だ。

これがその後何回もその単語を目にし、つっかえながらも「使っていく」内に、「consider」を見た瞬間、「ああ、『熟考する』ね」とスッと出てくるようになる。これは「知っている」という段階から「覚えている」という段階に移行している証拠だ。

だが、まだこの段階ではそれは自分の知識、技術としては未完成なのだ。

その単語がどういったシチュエーション(或いは文脈)で使われるのかを、サンプルとして更に覚えておかなくてはならない。「大体ね、こういう時にはこうやって言うのが普通なんだよ」という感覚的な意味での知識。ここまで行くとかなり「使える」という段階に近くなってくる。

そこから更にもう一段階、「何も考えなくても自然にすっと出る」という段階、ここまでを目指さなくてはならない。

それは知識なり技術なりが「馴染んでいく」段階だ。

なので、一つの知識を本当の意味で獲得していくのには、厄介な事になかなかに時間がかかる。

昔師匠に言われた事に、「今お前がやっている練習は、二年後にお前が普通に出来るようになるんや」というのがあった。これはまさしく師匠の言う事は的を射ていて、逆に言えばそれぐらい長い時間をかけて反復練習を行う事で、耳や指が、つまりは身体全体がその響きを覚えて、しかるべきタイミングの時には、そういった知識がすっと出てくるようになる、という事だと思っている。

確か私はそういう風に言われた時、「え、すぐ出来るようになりたいっす」みたいなクソ生意気な事を言ってしまったような記憶があるが、師匠は笑って「その心意気はエエが、まあ無理や」と言ってくれていた。ホント、出来が悪いくせに生意気な弟子に優しかったな、あの人は(笑)

過去の自分に向かって、「利いた風な口を聞くなああああああ!」と言ってやりたいよ、マジに。

でも今では実感としてよくわかる。知識や技術の定着には時間がかかる、という事が。

だからすぐに出来なくても焦らない。一歩ずつ、確実に昇っていけば良い。

語学の喩えを出したように、これは音楽に限った話じゃない。

何でもそうなのだ。

地道に、やるべき事をじっくりとやらなくては。

そうやって考えていると、退屈な筈の「練習」が少しは楽しくなる。

やっぱり、楽しい事がしたいよね。

| | コメント (2)

2009年11月12日 (木)

ぴやの日記

修理。

予てからの問題だったハイDの鍵盤の問題は無事解決。「やるねえ」と自画自賛していたら、余計な所を触ってしまったらしく、ローHの鍵盤に軽く問題発生。

こういう時は見なかった事にするに限る。

まあ、プラマイで言うと、もしくは勝ち負けで言うと、ハイDの鍵盤の故障の方が重傷だったから、差し引きでプラス(勝ち)。よく出来ました。

その後しばらく普通に練習。

エバンスのコピーを時間をかけて。

難しい。けど、少しテンポを落とせば弾けるぐらいになる。もう少しやらないとなあ。

スタンダードの暗譜も少しやる。今日は二曲だけ。

まあ少しずつですよね、少しずつ。

ピアノなんて急には上手くはならねえから。

| | コメント (2)

修理

修理
自分でピアノを修理していますが、ホントに直るんだろうか。

余計壊してんじゃないだろうかと不安になります。

| | コメント (0)

超絶オススメの深夜番組

毎週水曜日、深夜24:30ぐらいからTBS系でやっている「深夜食堂」というドラマ。

先週に引き続き見た訳だが。

ここ五年ぐらい見た深夜番組の中では、ダントツに面白い!

何だこの人間ドラマ!

超絶面白い!

という事で皆さんにオススメです。

小林薫に泣かされちゃっても知らねえからな。

| | コメント (0)

2009年11月11日 (水)

手帳が残酷な事実を私に告げたのだが

今月は暇なんだよな、とぼんやり思ってはいたが、手帳を見てみると、何と今月はもうあと一回もライブがなかった!何という事だ!そりゃあ、暇だ!

そういう時にはじっと練習を重ねれば良い。焦ってもしょうがない、というのは私の基本スタンスになりつつある。

けれど、やはりワガママで、面白い事をたくさんしたい私は、更にその次の月、12月の予定に目を向けてみると、12月は対照的に忙しい。ライブではないけれど、営業の仕事もあるし、勿論ライブも何本かあった。ワークショップもあった。

なので、12月のライブスケジュールを早くもここに載せてみる。

久しぶりの「芳枝はんライブ」もあります。これは超絶オススメですよ。それ以外もオススメなのですが。

という事で、以下、12月ライブスケジュール。

12月1日(火)東京上野 アリエス
tel 03-3831-0523
http://www.jazz-cygnus-aries.co.jp/aries/ari-top.html
harp:皆川和義 b:山崎伸之 pf:福島剛
お馴染みのハーモニカトリオ。シンプルに、美しく、という事を念頭に置いて。この編成のトリオをやり始めてから、ぼくのピアノの弾き方にも少し幅が出てきて、とても嬉しいです。
19:30~start  music charge:2000円

12月12日(土)京都深草ざぶざぶ 
tel 075-642-6348
sax:黒田雅之 b:椿原栄弘 ds:副島正一郎 pf:福島剛
http://www7a.biglobe.ne.jp/~zabuzabu/
4~5年ほど前からやっていたピアノトリオ「ネ副(NEZOE)」に黒ちゃんが加わって「黒ネ副(KURONEZOE)」です。アグレッシブなカルテットです。
19:30~start  music charge:1800円

12月13日(日)京都祇園 pick up 
tel 075-525-0595
vo:市川芳枝 pf:福島剛

http://www.gion-pickup.com/
久しぶりの「芳枝はんライブ」。今回は初めての試みですが、デュオでのチャレンジです。日本最高峰のボーカルと一緒に、どっか遠い所までぶっ飛んでいってしまいましょう(笑)皆さん、今から12月13日は空けておいてね。
19:00~start  music charge:2000円 table charge:1000円

12月19日(土)東京笹塚マジェスティックスタジオ
tel 03-3378-2688
b:長谷川明弘 pf:福島剛 ゲストインストラクター:廣木光一(gt)
http://www.st-ma.jp/majestic/index.html
「ミュージックワークショップ東京 vol.5」
ギターの名手にして素晴らしい音楽家、廣木光一さんをゲストインストラクターに迎えてのワークショップ。廣木さんのアドバイスには毎回目から鱗です。見学だけでも大丈夫です。
14:00~18:00 参加費:2000円 (見学:1000円)

という事で以上です。

是非ご来場を!

| | コメント (0)

2009年11月10日 (火)

来年のカープを今から心配する

数日前の話だが、プロ野球の日本シリーズ、巨人対日ハム戦、巨人の勝利で幕を閉じた。

今日は久しぶりに野球の話を。

率直な感想から言えば、今年のジャイアンツは、とにかく強かった。近年に無い程に強かった。

東京ドームでの我らがカープとの開幕戦を見に行った時にはあまりそういう実感は湧かなかった。訳の分からない外人選手はいるし、余所から引っ張って来た中継ぎ陣は不安定だし、「こりゃ今年の巨人はダメだな」と思った程だ。

逆に我らのカープには必要以上に期待してしまった。東出が打って、赤松が打って、トドメは栗原!おまけにシーボル!みたいな感じで。まさかあんなに失速するとはね。

シーズンも中盤以降にさしかかった時、巨人はほぼ優勝を視野に入れていた。

片やカープは、タイガース、スワローズと共に低レベルな3位争い、つまりCS(クライマックス・シリーズ、各リーグのプレー・オフ戦)を繰り広げていた。

その時、私はカープのCS進出を心より願う一方で、「でも仮にCS行けたとしても、今年のジャイアンツに勝てんのか、ホントに?」という疑問を持ち続けていた。一戦だけ、本当にたったの一戦だけ、というのであれば、野球は運の要素も強いので勝てなくはないだろうとも思ったが、ジャイアンツ相手に一勝のアドバンテージを与えた上で4、5試合もやれば、勝てる可能性は限り無く皆無に近いのではないか、そんな風に思った。

では、今年のカープと巨人を比べた時に、どこがどう違ったのか。それを少し見ていきたい。つまり「今年のジャイアンツの何が強かったのか」という事を。

まずは先発投手陣に関して。投手力という意味では、カープとジャイアンツにはさほど差はなかっただろうと私は見ている。

ジャイアンツの先発ローテーションを守った内海、東野、グライシンガー、ゴンザレス、高橋尚。確かになかなかに素晴らしい先発陣だが、カープはと言えば、大竹、マエケン、ルイス、齋藤、この投手陣もなかなかどうして悪くない。特に今年は大竹の飛躍は大きい。マエケン、齋藤も順調に育って来ているし、先発陣の充実は、来季に向けた希望でもある。

だが、この投手陣、実は投手力とは別の所で差があったと私は思っている。

その差とは、送りバント、これではないだろうか。

ピッチャーとは、セ・リーグの場合は「9番目の野手」でもある。7番バッター、8番バッターが塁に出た時には、そのランナーを出来る限り先に進めなければならない。そこの確実性の差が、カープとジャイアンツにはあった。

見ていると、ジャイアンツ投手陣は難なく送りバントを決めるシーンが記憶に強い。対してカープ、送りバントの失敗や、追い込まれての凡退、そういったシーンが目に付いた。

また、若手の台頭という意味でも、今年のジャイアンツは素晴らしかった。

亀井義之、鈴木尚典、坂本勇人、松本哲也、こういった若手がレギュラーに定着した事は、非常に厄介だ。彼らはまだ若い。これからの伸びしろも十分にある。少なくとも向こう五年間の活躍は計算出来る。

これまでのジャイアンツのように、若手が伸びて来た所で他球団のベテランスター選手をマネーパワーで強奪、などというアホな真似をしてくれている内は大して恐くは無い(そういう意味では現在の阪神タイガースには殆ど恐さを感じない)。きちんとチーム内で優秀な若手を育成するようになったジャイアンツ、これは脅威である。

この若手の台頭という話で言えば、一番坂本、二番松本の一二番コンビが定着した事も、ジャイアンツの強さの一因だ。現代野球において一二番コンビの重要性は増す一方だ。数年前に中日ドラゴンズ落合政権が隆盛を誇った時に、「アライバコンビ」こと一番荒木、二番井端という一二番コンビが大きく貢献したことからもそれは明らかだ。

カープで言えば、今年はその一二番コンビが定着しなかった。一番を期待された赤松の不振、そして(恐らくは)様々な打順を兼任しなければならなかったせいで、東出も思うような結果が出なかった。

今カープに急務な事は、確実性と勝負強さを兼ね備えた一番バッターの育成である。

不動の一番バッター、それは誰なのだろうか。赤松真人が俊足を活かせる選球眼を身に付けるのか。梵英心が数年前のようなバッティングを取り戻すのか。末永真史が「前田二世」と呼ばれるバッティングセンスを開花させるのか。はたまた小窪哲也が守備力を向上させてレギュラーに定着するのか。

この一二番コンビさえ決まれば、三番に勝負強い天谷宗一郎、不動の四番は栗原健太、そして五番には劇的かつ感動的な復活を遂げる(予定の)前田智徳の三人でがっちりとクリーンナップを組める。

二番東出が必須、と考えた時には、東出は左バッターであるから、三番天谷が左バッター、四番栗原が右バッター、五番前田が左バッターとなる為、一番バッターは右バッターが理想的だ。

となれば、小窪、赤松、梵のいずれかである。

うーむ…不安だ…(笑)

あくまで希望的観測をモリモリと交えつつではあるが、来季のオーダーを考えてみようか。

案・その一

一番ショート梵英心

二番セカンド東出輝裕

三番ライト天谷宗一郎

四番ファースト栗原健太

五番レフト前田智徳

六番センター赤松真人

七番サード石井琢朗

八番キャッチャー石原慶幸

九番ピッチャー

うーむ…このオーダーでは梵の復活が必要不可欠だ…

では以下に梵が復活しなかった場合の案。

案・その二

一番センター赤松真人

二番セカンド東出輝裕

三番ライト天谷宗一郎

四番サード栗原健太

五番ファースト外人

六番レフト末永真史

七番ショート小窪哲也

八番キャッチャー石原慶幸

九番ピッチャー

外人は誰なんだ?というのもわからない。フィリップスか?まさかのシーボルか?

もう一つだけ、超守備的オーダーを。

一番センター赤松真人

二番セカンド東出輝裕

三番レフト天谷宗一郎

四番ファースト栗原健太

五番ライト廣瀬純

六番サード石井琢朗

七番ショート小窪哲也

八番キャッチャー石原慶幸

九番ピッチャー

いやあ、打てなさそうだ…

いずれにしてもカープの未来は今は明るいとも暗いとも言い難い。

ジャイアンツみたいに訳わからねえくらいに強くならねえかなあ。

あ、あとシュルツとルイスと横山が残留してほしいなあ。

もういい加減今日の文章はお開きにします。

野球オタクっぽいブログになりましてどうもすみませんでした。

| | コメント (0)

2009年11月 9日 (月)

昨日の事

昨日のエントリー記事には幾つかコメント頂きまして、ありがとうございます。

また、色々な方からメールも頂きまして、それも今日から少しずつ返していきます。

いや、やっぱり祝ってもらったり構ってもらえるのは嬉しいものですね。良い三十代のスタートになりました。

さて、昨日は。

朝から新宿で奈美子を待つ。

一昨日の夜から一緒にはいたのだけれど、奈美子が少し会社に行って仕事がしたいと言うので、終わるまでの時間を新宿でぶらぶらと過ごした。

ちなみに奈美子の仕事は、スイーパー(殺し屋)だ。仕事の内容は、新宿駅の掲示板に「XYZ(もう後がない、の意)」の書き込みが無いかを確認しに行き、そのサインがあれば依頼を受ける、というものだそうだ。奈美子の銃の腕は確かだ。

現在では「ユニオンテオーぺ」という名の麻薬組織と闘っている真っ最中だという事で、奈美子も少々ピリピリとしていた。

「エンジェル・ダスト」という麻薬を操る「ユニオンテオーぺ」と、スイーパーの奈美子。これから波乱の予感はするが、どうなるのだろうか。

新宿で奈美子を待つ間、ふらりと楽器屋に入った。

私は楽器屋がとても好きなのだ。

勿論私はピアニストなので、ピアノという楽器が一番馴染みがあるのだが、基本的には私は「ありとあらゆる楽器」が好きなのである。

打楽器、管楽器、弦楽器。全ての楽器にうっとりとしてしまう。今は取り分けソプラノサックスとアップライトベースが欲しいのだけれど。

楽器屋で様々な楽器を眺めているだけでうっとりとする。そこの店は、ギターを中心に扱っていたので、ギターを眺めていた。

私はそこでおかしな事に気が付いた。ギターが、安いのだ。相場の値段よりも、二割から三割以上も安い。

疑問に首を傾げたが、すぐに謎は判明した。

その店は、まさに昨日、その日をもって店閉まいする、という事だった。つまり閉店セールの真っ最中だったのだ。

前回の記事に書いたように、そこでマーティンのギターを買った訳だ。ギターとしては大して高価な訳では無いが、衝動買いにしては若干高かったかも知れない。

しかし、今日終わってしまう店で思い付きだけでギターを買う。それはそんなに悪くない、と私は思ったのだ。

なので仕方が無い。

このギターに奈美子が食いついた。思いの外に興味を示した。

「貸して貸して、弾きたい弾きたい」とねだる奈美子。ちなみに前回の記事に載っているギターを持った写真は奈美子本人だ。仕事が終わった奈美子が私を迎えに来たのだ。

奈美子はギターを持つと、「昔、塀の中で覚えたの」と言って『網走番外地』を弾いた。哀愁が漂っていた。

また、『網走番外地』を弾き終わると、奈美子は「今度はアタシ達の村に伝わる古い歌を弾くね」と言って、何やら怪しげな言語の歌を弾き語り始めた。

得体の知れない妖艶さと迫力がそこにはあった。奈美子は、忘我のトランス状態に近い様相でその伝承の歌を弾き語った。眼は白目を剥いていた。何とも言えない切迫感が私を襲った。

その後、奈美子はずっと中島みゆきの『うらみ・ます』を弾き語っていた。

取り分け「あんた誰と賭けていたの、あたしの心はいくらだったの」という所を歌う時には熱がこもっていた。

私と奈美子は楽器屋を後にして、高田馬場へと歩いて向かった。

向かう先はカレー屋「エチオピア」。神保町にも支店があって、いつもはそちらへ行ってしまうのだけれど、今回は初めて高田馬場店へと行ってみた。

相変わらずの美味さ。そして辛さ。

食べている最中に友人女性から「なみこたんとあはんうふんしている最中にごめんなさい誕生日おめでとう」という趣旨の、下品極まりないメールが来る。

確かに私と奈美子はその瞬間にはあはんうふんはしていたが、それはカレーを食って、

「ウマい……っ!!あ……ふん……、ああ、ウマい……っ!」

「辛い……っ!!う……ふん……、でも、ウマい……っ!」としていたのである。やましい所は一つも無い。

その後、近くにある奈美子の母校早稲田大学が、学園祭をしているというのでちらりと覗きに行く。すさまじい数の、人、人、人。日本有数のマンモス大学の規模の大きさを実感として知る。

ちなみに私の母校である京都府立大学は、それとは完全に対照的に、極めて規模の小さな大学であった為、私はそんなにも規模の大きな学園祭というものを知らなかった。

私の希望は、「スーパーフリー」のサークルイベントが見たいというものであったが、「スーフリ」は見つからなかった。和田さんもいなかった。私が「『熱い!ヤバイ!間違いない!』が見たいよお」と奈美子に言うと、「あんまりそういう事を大声で言うもんじゃありません」とたしなめられたので、私はシュンとして、その後は小さな声で「熱い…ヤバイ…間違いない…」と呟くにとどまった。

でも、リアルに学内でナンパしてる輩はたくさん見た。ナンパ待ちをしている女の子もたくさん見た。

「盛っておるのう」

「盛っておるねえ」

私と奈美子はそんな事を話した。

「早稲田大学は、結構お盛んだ」

これが私の早稲田に対する印象となった。

早稲田と言えば、本日はライブなのだが、共演のハーモニカの皆川さんも早稲田の出だ。ちなみに奈美子も皆川さんも留年歴がある。

私にも留年歴がある。モリモリとある。大学を最短の四年間で卒業した人間が、私の周りには圧倒的に少ない。

という事で、ダラダラとブログを書き綴っていないで、少し本日のライブの練習をしなくては。

最後は本日の宣伝です。

11月9日(月)東京上野 アリエス
tel 03-3831-0523
http://www.jazz-cygnus-aries.co.jp/aries/ari-top.html
harp:皆川和義 b:山崎伸之 pf:福島剛
19:30~start  music charge:2000円

私にとっては30代最初のライブです。ご都合宜しければ、是非にご来場を。

| | コメント (2)

2009年11月 8日 (日)

憧れのマーティンを

憧れのマーティンを
自分で自分に誕生日プレゼントを買ってしまいました。

マーティンのギターです。

オモチャっぽくて素敵です。

ヤバい、今月金無いのに…

ま、いっか。

| | コメント (2)

貴様ら俺の30歳を祝え

貴様ら俺の30歳を祝え
本日晴れて30歳になりましたが、30歳になった瞬間は何をしていたかと言いますと、添付写真のように、スエット上下で缶チューハイを呑んでいました。

若い頃の麻原彰晃にクリソツです。

我がアホ姿の写メールを見て、死にたくなると同時に、「みんなポアされちゃえ!」と激しく思いました。

嘘ですよ。

さて。

以下、読んでるキミたち、「30歳おめでとう」とかコメント欄に書いても良いんだからねっ…!

別に書かなくたって良いんだけど…

書いたって…良いんだからねっ…!

あ、30歳になっての目標は、「35歳までとりあえず生きる」です。

頑張ります。

| | コメント (14)

2009年11月 7日 (土)

七曲署の私

西小岩きってのオシャレさんである私は、本日オシャレさん御用達のブティックであるユニクロでジーパンを購入した。

腹回りが82cmもある事に驚愕し、尚且つ「これもう一本ズボン作れんじゃね?」というほどに多量の生地を裾上げカットをしたが、ともあれこれで今日から私の渾名が「ジーパン」になる事が決定した。

「よう、ジーパン、どうだい、今度のヤマ(事件)は?」

と気軽に声をかけてくれれば、私もそれに応えて

「おい…ちょ、どうしたんだい…なぁ、どうしたんだい……」

と呟いてから、自分の腹回りの肉をつまみ、刮目して一言。

「なんじゃこりゃああああああああああああああ!!!!!!!!」

と激しく叫ぶだろう。

なあ…まだ太りたくねえよお…太りたくねえよお…

でもラーメンうめえよお…

| | コメント (2)

2009年11月 6日 (金)

野菜で見る戦国時代~その激動の刻(とき)


さて、添付の写真は本日の私自作の「メガ盛りネギラーメン」である。ラーメン自体はメガ盛りではなく普通盛りであるが、ネギをゴテゴテに盛ってある。私の心の中で、一昨日辺りからやって来ていた「ネギ熱」、未だ覚めやらず。こうして自作ラーメンを作るまでに至った。

手前味噌ではあるが、なかなかに美味い出来であった。ネギのネギによるネギの為のラーメン、最早そういった風情である為、ネギ好きな人間が食べれば、「ウマい!」となるだろうし、ネギが嫌いな人間が食べれば「殺す…殺しちゃる…このラーメンを作ったネギバカを、ワシは絶対に殺しちゃるんじゃ…」となる事は必然であろう。おーこわ。

食べ終わってから、お茶を呑み、煙草を一服した後、私はおもむろにパソコンへと向かった。

私は知りたかったのだ。ネギの秘密を。

google検索。悪魔のツールを私は使う。

「決して見てはいけませんよ」

そう言われれば、畢竟人間というのは逆に興味を強く示すものなのだ。知ってはならぬ禁断のネギの秘密、私はその扉に手をかけた。

「ネギ アリシン」と検索窓に打ち込む私。アリシンとはネギに含まれる栄養素の事である。秘密の部屋を覗き込む出歯亀のように私は鼻息荒く興奮を隠せなかった。

その結果、私はネギの栄養素に関して、凡その全容を知ることが出来た。

・アリシンになる前の臭み成分アリインに増強効果がある事。

・アリシンと同時にビタミンB1を摂ると、その二つが身体の中で結合してアリチアミンという物質になる。これが脳の働きを活性化させる事。

・ネギは脂肪燃焼効果も強い。

等々。

極めて優秀な野菜、それがネギだという事が分かった。

また上記の添付写真のラーメンに、私は本日は戯れに「ほうれん草」を入れてみた。これまた、ポパイの元気の源となる野菜である。私は再びgoogle先生にお伺いを立てるべく、検索窓に「ほうれん草 ビタミン」と打ち込んでみた。

私はそこで驚愕の事実を知る事となった。

ほうれん草は、野菜の中でも栄養的価値は最高の野菜である、との事だった。ビタミンA(カロチン)、ビタミンB2、ビタミンC、更には鉄分にカリウムなど。

「こ…こんな事って…あるんかいや…!」

ざわ…ざわ…ざわ…

私はざわついた。

つまりほうれん草は野菜の皇帝だ、という事になる。

さて、ここまで来た所で本日の本題に入ろう。

皇帝、将軍、覇王、何でも構わないが、乱世の時代にはそういう風に天下を取った人物が数多くいる。それでは、野菜をそれぞれの武将に当てはめていく、という遊びをしてみようではないかという試みだ。

「あ、フクシマが狂った…」と読みながら思った諸姉兄、心配御無用、元より狂っておる!

さて、では上記のようにほうれん草が覇王である事はわかったので、次の項目から始めよう。

・ほうれん草 ~ 織田信長
信長という男は残忍な暴君である一方で、大変に計算高い策略家でもあったという。延暦寺の焼き討ちのようなあまりにも惨たらしい殺戮がある裏では、その殺戮は、終わる事のないと思われていた宗教戦争に終止符を打ったとする見方もあるようだ。知力と武力、更には政治力。それら全てを兼ね備えていた戦国時代の覇王・信長は、野菜の皇帝であるほうれん草と似てはいないだろうか。皆の者、これからほうれん草を喰らう時には、必ず敦盛を舞ってから喰らうようにするのじゃぞ。

続いて

・にんにく ~ 上杉謙信
にんにくは野菜界の「軍神」である。この事に異論を唱える方は少なかろう。ならば、野菜界という群雄割拠の世界において、まさに「軍神」の名を欲しい儘にするにんにくこそ、上杉謙信のポジションに相応しいと考えるのは最早自明の理である。また、にんにくがネギと同様にビタミンB1と結合して効果を発揮するアリシンを多分に含む事から考えるに、宇佐美定満という名軍師を抱えつつ、「越後の虎」という異名を採った上杉謙信の姿を創造するのは難しい事ではない。皆の者、これからにんにくを喰らう前には、毘沙門天のご加護を思いながら喰らうのじゃぞ。

そして

・もやし ~ 豊臣秀吉
一般にもやし、と言うと、「もやしっ子」などの言葉から貧弱なイメージを抱きがちだ。しかし、ここではもやしの最大の利点である「安さ」に注目してみたい。もやしは安ければ一袋15円ほどで手に入る、大変お手頃な野菜である。私はこの点に、足軽(もしくは農民)といった下層階級の出から立身出世を果たし、太閤の地位にまで上り詰めた秀吉の姿を見るのである。もやしも、その安価さから想像し難いが、豆やヒゲ部分を丁寧に取り除いて、高級中華料理などに使われる事もある。その立身出世ぶりたるや、まさに太閤秀吉の姿に瓜二つである。皆の者、これからもやしを喰らう時には、「浪速の事は夢のまた夢であったなあ」と感慨に耽りながら喰らうのじゃぞ。

さて、最後に

・ネギ ~ 直江兼続
私が愛してやまない「the 野菜 of 野菜」であるネギ。これは、越後の名将である直江兼続に当てはめていきたい。ネギという野菜の特徴は、「決して主役ではない」という点である。しかし、主役ではないが、絶対に欠かす事の出来ない名脇役である。考えてもみてほしい。ネギの無い納豆、ネギの無い月見蕎麦、ネギの無いネギ間串。そういったものには風情や趣が欠如しているばかりか、戦(いくさ)にすらならない。飛車角香車桂馬を落として臨む将棋のようなものだ。それを考えた際に、上杉家きっての名参謀である直江兼続をネギのイメージに重ねるのは自然な流れだと言える。先述した太閤秀吉ですらも、自らの配下に兼続を欲しがった、というエピソードがあるほど、その脇役ぶりは一目を置かれる存在であった。皆の者、これからネギを喰らう時には頭上に大きく「愛」の一文字を置きながら喰らうのじゃぞ。

という事で本日の「野菜で見る戦国時代~その激動の刻(とき)」をお開きと致します。

みんなで野菜を食おうぜ。

| | コメント (2)

2009年11月 5日 (木)

宣言通り

宣言通り
宣言通りうどんを食べて参りましたが、どういう「ネギっぷり」かを表したく写真を添付。

まったくアホやで…

| | コメント (2)

ネギと私

小岩駅の駅ビルの中にあるうどん屋「丸亀製麺」は、私のお気に入りのうどん屋だ。チェーン店なので、比較的色々な街で見かける事も出来る。

格別に美味い、という訳では無いのだが、味はしっかりしている。腰の強い麺は、非常に喉越しが良い。

「丸亀製麺」の魅力の一つは、大変に安いその価格設定だ。

私のお気に入りは、冷たいぶっかけうどんに大根おろしと酢橘がトッピングされた「おろし醤油うどん」だが、このうどん、何と大盛にして430円。ワンコイン以下の料金なのである。

恐らくどのメニューにも500円を超えるものは無い。

昨今のラーメン屋などが、何を勘違いしたのか、一杯900円や1000円もするようなラーメンを平気で出すようなこの時世にあって、「所詮は庶民の食べ物、安くてナンボ」という精神は大いに評価出来る。

また、その安価にも関わらず、あまりジャンクフード然としていないのも「丸亀製麺」の良いポイントだ。

「美味いものを、なるべく安く」

食い物屋の一番大事な基本姿勢だ。と私は思う。

更に私が丸亀製麺に強く惹かれてしまう一番の理由は、これだ。

「トッピング無料、入れ放題」

ああ、何と甘美な響きだろう。

もう一度言ってみよう。

「トッピング無料、入れ放題」

うっとりとしてしまう。

ここで言うトッピングは、ネギ、おろし生姜、揚げ玉、胡麻の四種類である。

欲張りたい気持ちは十全に理解出来るが、揚げ玉とおろし生姜に関してはあまり欲張り過ぎてはいけない。

揚げ玉を入れ過ぎると大変に油っこくギトギトになってしまうし、おろし生姜を欲張ると、生姜の味しかしなくなってしまう。

胡麻も入れ過ぎには注意だ。食感がパサつき、瑞々しさが損なわれる。

だが、ネギ。

ネギだけは違う。

ネギだけは、親の敵のように入れまくる。入れまくって良いのだ。否、入れまくらねばならないのだ。

最早うどんを食べているのやらネギを食べているのやらわからなくなるほどの勢いで入れ倒す。

「ちょっと入れ過ぎちゃったかな」と思うような状態から、更にトングで二掴みほど入れるのが適量だ。

これにより訪れるのは、私とネギとの蜜月の時間。至福にして愉悦、まさに「ネギの宝箱やー(彦麿呂)」という状態を楽しむ事が出来る訳だ。

ネギは、最高の野菜だ。私は、人類史上初めてネギを植えた人間に、「ノーベルウマい賞」をやりたい。心から謝意を表したい。

さて、こんな事を深夜に書いている私は、只今うどんとネギが食いたくて仕方がない。

明日の昼飯で丸亀製麺に行こう。

きっと風邪もネギパワーにより一瞬で治る筈だ。

| | コメント (0)

2009年11月 4日 (水)

人生双六

風邪をひく。

一回休み。

| | コメント (0)

2009年11月 3日 (火)

高級イタリアンを食ったので、明日死にます

高級イタリアンを食ったので、明日死にます
高級イタリアンを食ったので、明日死にます
タイトルには一部嘘があります。

南青山の高級イタリアンレストランに夕飯を食いに行って来ました。

リストランテ、ですと。オサレ過ぎます。

もちろん奈美子とです。

「奈美子の写真をブログに載せても良い?」と訊いたら、「載せた瞬間、お前は既に死んでいる」と、一子相伝の拳法、北斗神拳の伝承者であるナミコ・ケンシロウ氏がおっしゃっていたのでヤメにします。

イタリア料理のフルコースに、イタリアワイン。大変美味かったです。夢のような二時間でした。

でしたが、お会計は立派なものでした。

色々あって頂いていた食事券があったお陰で行けました。

いや、マジ、悪魔的に美味かったです。

| | コメント (2)

2009年11月 2日 (月)

完全に中身の無い日記

帰り道に急に雨に降られた。

缶ビールを持っていたので、雨宿りをしながら缶ビールを呑んだ。

雨も風もすごいけれど、屋根のせいで私は濡れなかった。

ビールは美味かった。

大変愉快だったのだけれど、雨宿りをしている時は何故にションベンがしたくて堪らなくなるのか。

おかげで私はジャージャーと尿を漏らした。

嘘だよーん。

| | コメント (0)

2009年11月 1日 (日)

「恥の多い生涯」って、ちょ、おま(笑)

深夜にテレビで太宰治の『人間失格』をアニメ化したものがやっていたのだけれど、見ているとあまり精神衛生上良くない。

というか、この話、ムカつく。

何で昔はあんなに好きだったのかがよくわからない。

うん、好きだったんだけどさ、太宰も『人間失格』も。

今ははっきりと言える。

「コレ、キライだ」と。

多分コレが好きだった頃より、ほんの少しだけ年をとったからだと思う。

主人公の葉蔵に対して、

昔は「わかる!わかるよおーっ!オレも同じように悩んでるからっ!」みたいな感じだったのだけれど、

今は「グダグダうるせえよ、死にたきゃさっさと死ねよクソが」みたいな感じ。

単に冷たくなっただけかな。いや、年を経るに従って年々人間としての器が小さくなっているからだ(笑)

太宰の他の作品では未だに好きなものはたくさんあるのだけれど。『津軽』とか。

『人間失格』だけはキライだ。というか、あの葉蔵がキライだ。何だよコメトラ遊びって、クソが。

少々言葉が過ぎましたな。また怒られちゃうよ。

酔っ払ってブログを書いてはいけないと自分に何度言い聞かせれば以下略。

おやすみなさい。

| | コメント (2)

« 2009年10月 | トップページ | 2009年12月 »