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2009年10月26日 (月)

京都旅行を振り返って

京都旅行を振り返って
京都旅行を振り返って
只今、帰りのバスの中からの更新。

外は雨が降っている。少し肌寒くて、雨の音が聞こえて。何だかとても良い天気だ。あくまで個人的にではあるけれど、良い天気だ。

今回は、いつも寄る「ぎやまん」と「ラッシュライフ」に立ち寄れなかった。少し観光をしてたせいだ。

一人で京都に来たら、決して観光なんてしないのだけれど、今回は奈美子さんと二人で行っていたので、多少観光もした。

初日には大変ベタに三十三間堂などに行ってしまった。千体を超える多数の仏像は、何とも言えない迫力があった。一体一体の存在感は大した事がないのかも知れないが、それが千体の束になった時の圧倒的な迫力と言ったらなかった。

しかしベタな事をしておる。

その後、師匠の墓参りに二人で行って、北大路の「みなもと」でうどんを食べて、腹も膨れた所で奈美子の希望で北白川の「ガケ書房」へ。

その後私は結婚式へ。奈美子は一人で京都をふらふらと、というのが初日の顛末であった。

さて、明けて翌日、二日目の昨日は、朝から嵐山へと観光に向かうという、これまたベタなスタート。

奈美子が多数の観光客を見ながら、うつむき加減に焦点の定まらない視線で「バルス…バルス…バルス…バルス…バルスバルスバルスバルスバルス…」とひたすらに滅びの呪文を唱えていたものだから、地は裂け、川は割れ、雷鳴は轟き、まさに世界の終わりが訪れたかのようであった。

「奈美子、ダメだよ、そんなライトかつポップな気持ちで滅びの呪文を唱えては。見てよ、人がゴミのようになってしまっているじゃないか」と私が言うと、奈美子は「あっ、ごめーん、てへっ」と可愛らしく照れた。可愛らしく照れたが、奈美子の両の傍らには夥しい数の死体が転がっていた。滅びの呪文によって滅ぼされた者達だ。

私は奈美子と「バルス禁止」の指切りげんまんをした。

さて、嵐山の渡月橋の片側が奈美子の呪文のせいで地獄絵図となってしまったので、私たちは渡月橋を渡って対岸へと向かった。

対岸にはサルの楽園があるので、そこに向かった。

山に入ると、奈美子の表情が一変した。足取りは途端に軽くなり、その表情には溢れんばかりの歓喜を湛えていた。

「ただいま、お前たち!」

奈美子がサルの群れにそう声をかけると、サル達が一斉にキーキーと鳴いた。そう、それは王の帰りを待ちわびた群集のように。

奈美子がサルに向かって何やら喋りかける。サルがそれに返す。

「言葉…わかるの…?」私が聞いた。

「ええ、もちろん」奈美子が明るく頷いた。

「無理に喋ろうとするからわからないのよ。ただ、感じるようにすれば良いわ。そうすれば、この子達と簡単に話せるわ」奈美子は言った。

私はとうとう奈美子がイッてしまわれたと思うより外なかった。

「この女…狂うとる…狂うとるでんがなまんがな…」と、ネイティブ顔負けの流暢な関西弁で私は独白した。

ほどなくしてサル山を下り、桂川の周辺を散歩する。

そうしてから京都市内へと戻り、夜のライブへ。

ライブは大変楽しかった。

客席にはスペイン人のカップルもいた。奈美子がスペイン語でスペインの核武装について熱く語っていたのが印象的だった。

スペイン語には一切明るくない私であるが、奈美子のその尋常ならざる剣幕から、会話が決して穏やかな内容でないことは想像に難くなかった。

「この女…ガチでマジに狂うとる…」

その場にいたサックスの黒ちゃんが呟いた。

「ああ、ホンマや…大阪名物パチパチパンチや…」

私がそう答える。

「え?俺は鬼畜じゃないっすよ。女をヤリ捨てしたりしてませんって、多分。っていうか万に一つ」とベースの鶴賀が言ってきた。私は昨日まで尊敬の念を込めて鶴賀の事は「鶴賀さん」と呼んできた、いや、呼ばせていただいていたのだが、今後は「エロ賀さん」と呼ばせていただくことを固く心に誓った。

そんなこんなで京都旅行、終わりました。

楽しかったです。

あと、このブログには嘘の事ばかり書いてあるというのは周知の事実ですが、「エロ賀さん」が「エロ賀さん」なのは本当です。

もう何も信じられません。

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コメント

誹謗中傷なり!!どっでもいいですけど。

投稿: ero賀 | 2009年10月27日 (火) 21時06分

ero賀様へ
すまんすまん。笑いの為には容赦なく他人をネタにする悪癖が出てしまった。
今度、『T賀N高英雄伝説』(立身出世編~疾風怒涛編~驚天動地編~不倶戴天編)を気合いを入れて執筆するから許してくれ。
書き出しはもう考えてある。
「その男は、生まれ出ずるや否や天と地を指し、こう言った。天上天下唯我独尊、と」
という出だし。そそらない?

投稿: ふくしまたけし | 2009年10月27日 (火) 21時36分

こんな酷い虚言の羅列を許してくれている奈美子さんは天使です。彼女の前でひざまづき懺悔なさい。
今度はめちゃめちゃ天使バージョンの奈美子さんを書いてあげたら?

投稿: クロサバ | 2009年10月29日 (木) 03時10分

クロサバさんへ
いや、本当は素敵な女性なんですが。ただ、絶対に「天使バージョン」なんて書きません。面白くないし。この世の中、「絶対」なんて事は少ないかも知れませんが、これは「絶対」です。絶対書きません(笑)

投稿: ふくしまたけし | 2009年11月 6日 (金) 15時11分

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