夏の思い出
ここの所急に空の高さが変わって来たような気がして、ああ、もう夏も終わりかなと思うと、ほんの少し寂しくもある。
夏の風物詩の鯊(ハゼ)釣りも一度しか行っていないし、もちろん海に泳ぎにも行っていなければ山に昇ってもいない。キャンプにだって行っていない。
毎日「生活」をする事に追われていたら、もう夏がどこかに行く頃だった。
先週の「福島会」の折、ビアガーデンに行ったのだが、私の生徒の一人がこう言った。
「この夏、全然遊びに行かなかったから、このビアガーデンがひょっとしたら今年一番の思い出かも知れない」と。
「いやいや、他に何かあるでしょ、さすがに」などと皆で笑ったが、それは或る意味では極めてリアルな話なのかも知れない。私もビアガーデンの「福島会」は、「今夏の思い出ベスト5」にはきっと入るもの。
私達は皆、「生活をする事」にそれなりに一杯になっている。ふと気付くと一日が終わり、そしてふと気付くと夏が終わっている。
あがいてもがいて、わめいてほざいて、さからいはむかい、一日がゆく。当たって砕けて一日がゆく。
中島みゆきが書いた歌の歌詞だ。
そんな風に、日々を減らしてゆく。愉しいのかつまらないのかもわからない。けれど、私達本人達は至って真面目だ。
私で言えば、レッスンをして、ピアノの練習をして、音楽の勉強をして、ライブをしていたらあっという間に季節が去ってしまう。
そんなものだ。
一日を過ごすのに必死だが、不満は無い。
夏の終わりにそんな事を考えたけれど、よくよく考えたら私にも夏の思い出があった。
江戸川の花火を見に行ったのだった。
それはとても夏っぽい思い出だ。
大変、綺麗だった。
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