東高円寺探訪
過日、東高円寺でいくつかの店を周る。
まずはラーメン屋「えん寺」。「都内のラーメンベスト100」のような本を眺める事が何よりも好きな私が以前から行ってみたいと思っていた東高円寺の人気店。つけ麺を食す。
野菜の甘みと魚介のダシが利いた濃厚でコクのあるつけダレに、太目の胚芽麺(蕎麦とうどんの合いの子のような)。少々変り種のつけ麺だがウマい。
「毎日食べたくなるような味」というよりは、「一ヶ月に一度くらい無性に食べたくなる味」というタイプ。
苦言を一つ言うならば、値段。つけ麺は確か味玉をトッピングして830円。ラーメンだのつけ麺だのっていつからこんなに高級な食べ物になったのだろう、といつも思う。別にこの店だけを指して言う訳ではないけれど、最近のラーメン屋さん、価格設定が高すぎませんか?正直、600円を超えると高く感じる。低所得者の私は。
その後、ふらふらと東高円寺の商店街を散歩する。
広島カープを前面に押し出したお好み焼き屋を見る。店全体が赤い。行きたい!超行きたい!ラーメン後で腹が一杯だったので今回は避ける。今度ナイター中継でカープ戦がある時に行ってみよう。
昔ながらのジャズ喫茶も発見する。客が一人も入っていない。ここの店の珈琲は死ぬほど濃い、と聞く。なぜジャズ喫茶の珈琲って大概濃いのだろうか。わからないけれど。
東高円寺に住んでいる彼女の家に寄って、本棚にあったみうらじゅん先生の「ただしい保健体育」という本を借りて帰る。全編下ネタ。童貞色は随分と濃い。
彼女の家の本棚には、中島らもやらみうらじゅんやら辺見庸やらがあって、ああ、何となくほっとすると同時に、この女、大丈夫か、とも思う。恐らく大丈夫。何故か「歎異抄」もあった。
さ、ピアノの練習しよう。
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