東京に帰る
8日に深草ざぶざぶ、昨日10日に高野むーらにて、京都での二本のライブを終える。
8日のカルテットのライブでは昔からお世話になっている面々と。リラックスしながら演奏する。
近頃は、「対話」というのが私の中で大きなテーマとしてある。音による対話。それは自分が喋るだけでは対話にはならない。そこにある音を聴いて、そう、耳を澄ませて。当たり前の事をもう一度初めから。聴いて発して、という単純な事だけを徹底する。
音楽を抽象化して単純化させていく。他愛の無い「対話」だけがそこに残る。すると不思議なほどに私の心が躍る。
そんな風に、ひたすらに音を楽しんでいると、文字通りの音楽が生まれる。良いものである。一緒に演奏してくれたバンドの人、そして御来場戴いたお客様に感謝。
昨日10日、高野むーらでは驚愕の事件が。
たまたま仕事で関西に来ていたタップダンサー川村隆英さん、そう、タカさんが急遽飛び入り。お客さんが少なかったのは大変悔やまれる。逆に、来ていただいた方は大変にお得な思いをされた事だろう。日本屈指のジャズタップダンサーをあんなに間近で見られる事は少ない。
「The Successors」というバンドは彼が率いるジャズタップユニットであり、私が所属するバンドでもある。つまり、おこがましさを承知で言ってしまえば、タカさんは私と同じバンドのメンバーなのである。
そんな自分と同じバンドの人間を褒めすぎるのはどうかと思うが、しかしやはりタカさん、彼は素晴らしい。唯一無二、ワンアンドオンリーの表現者だ。
彼とステージで共に音を出して何かを創り上げていく事には、何物にも変えがたい喜びがある。
一緒にやったベースの鶴賀も大変素晴らしかった。若さの溢れる溌剌としたプレイは清々しかった。
帰りはバスが地震のために運休。チケットを払い戻してもらい仕方なく新幹線を使う。京都東京間、12710円。高い!大赤字!
けれど幾つもの素晴らしい経験を経て東京へ帰る。金には代えがたい。
また明日から頑張って働きます。
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