映画を観に行こう
形ある物はいずれ壊れる、とは言うが、我が家のピアノが壊れた。
高音のD音がきちんとならない。
蓋を外して中を覗いて見たらば、ちょうどそこはハンマーの継ぎ目になっている所で、ハンマーがあさっての方向を叩いていた。それじゃきちんと鳴らない筈だ。弦が切れた訳ではなかった。
急いで近所の調律師に電話をかけて、修理を依頼。おそらく来週になる、との事。ついでに調律もしなくては。ああ、金が。金がひらひらと飛んでいくよう。
まあそれは良いとして。
意外な事に映画なんぞが好きな私である。映画の話を少し。
昔、「趣味は映画です」なんて言う人間が何となく嫌いだった。オシャレを気取っているような気がして。本当はお前、映画が趣味って言ってる自分が趣味なんだろ、などと意地の悪い事を心の中では考えていたが、よくよく考えたら別にそんなにオシャレな趣味でもない。どうしても私のようなブサイク軍は、少しでもオシャレ臭の漂うものに対して過敏に反応し過ぎる傾向がある。気をつけなくてはいけない。
よくよく考えれば、私もおそらく年間に30本を超えるくらいの本数の映画は観るし(ビデオやDVD、テレビ放送を含む)、多分5~6回は映画館にも行っていると思う。普通に映画が好きなんじゃないか、と自分でも思う。
そんな私であるが、映画に関しては何だか或る一定の好みの傾向がある。自分でもそれは何となく把握している。
・邦画
・静かな作品
・娯楽作品
といった傾向である。娯楽作品とは、要するに「寅さんシリーズ」であったり「釣りバカ日誌シリーズ」であったり、ザ・山田洋次!みたいな感じが好きなのだ。あ、そういえば今日テレビで「釣りバカ」やるな。観よっと。
ここ数年観た映画の中で好きな映画を五本挙げてみる。暇潰しに。
・ぐるりのこと
リリー・フランキーと木村多江が夫婦を演じる。法廷画家の夫と精神を病む妻、という設定。
・トニー滝谷
イッセー尾形と宮沢りえ。これも夫婦もの。原作は村上春樹。『レキシントンの幽霊』に収録。
・実録・連合赤軍
若松孝二監督作品。タイトルの通り、連合赤軍を描いたドキュメント作品。全編通してテンションがすごい。
・いつか、読書する日
岸辺一徳と田中裕子。中年の秘めた恋心を描いている。裸がたくさん出る訳でも何でもないが、ものすごくエロい映画。
・解夏
さだまさしの原作。石田ゆり子が綺麗で綺麗で綺麗過ぎてもう何が何だか。
以上五本。たけしの「ソナチネ」とかも好きなのだけれど、見たのがあまりにも昔過ぎるので挙げなかった。あ、北野映画、好きなんだよな、そう言えば。
とまあ、映画に関してダラダラ書いておりますが。今日の文章、しまりが無いな、欠片も。そういう時だってあるわな。
今観たい映画が二つ。一つはエヴァンゲリオン。アニメの、あれ。友人のヤマと行こうと言っていたのだけれど、まだ行っていない。約束していた日にヤマが寝坊。まだしばらくやってるだろうから大丈夫だけど。
もう一つはサイバラ原作の「いけちゃんとぼく」。一緒に観たい人と観に行く約束をしたまでは良かったが、先程上映期間を調べてみたら、7月17日まで。何と…。約束したのは7月18日だったのに…
映画って、観に行こう行こうと思ってる内に上映が終わってしまう事が多い。
何なのだろう。
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