雑誌日和
久しぶりに雑誌「ダヴィンチ」を購入。漫画家西原理恵子の特集が組まれていたので。
中高生ぐらいの時期には毎月買っていたな、「ダヴィンチ」。「週刊少年マガジン」と「ダヴィンチ」はいつも買っていた。今は「SPA!」を買うぐらいだ。サラリーマンかよ。
「ダヴィンチ」は本の雑誌だ。今月はこんな本が出ましたよ。新作を書いたこの作家にインタビューしてみましょう。明治の文豪にもう一度スポットを当てて紹介してみましょう。そんな企画をいつも載せている。
そうやって考えると、当時は今よりも「売れ筋の小説」に興味があったという事か。情けない事に今や全く興味がないもの。困った困った。
西原理恵子の特集以外にも、太宰治生誕100年記念で、「4つのタイプの読者別、オススメ太宰作品」なんてのもあった。その4つのタイプがなかなかに笑う。「生きづらいあなたに」「嘘をついてしまうあなたに」「自意識過剰なあなたに」「淋しがりのあなたに」。全部当てはまるんですがどうしたら良いのでしょうか。少しは遊びの部分を作っておいて下さい!
西原理恵子特集はそれなりに読み応えがあった。文字が多いだけで変に情報量が少なくなる訳でもなく。しかしデビュー当時からずっとファンだけど、見事にブレイクしたなぁ、サイバラ。昔は本屋に行って「すみません、サイバラリエコの何々ありますか」なんて聞いても「あーウチにはちょっとないですねえ」なんて言われてばかりだったものな。スゴいと思う。
スゴいと思うと同時に、価値観というレベルで見た時に私は随分とこの西原理恵子に影響を受けて来たな、とも思う。
「きれいでかっこよくてみたいなのって信じてないもん。いないから、周りにそんな人。みんな、かっこ悪かったもん」(p26)
「人間ってそんなに立派じゃないし、博打するし、浮気するし、お母ちゃんに怒られるし。そういう人ばっかマンガに描いてきたんです。」(p31)
こういう価値観が、すごく好きなのだ。好きだから随分と影響を受けた。
家に帰ってもう一度じっくり読もう。
ついでに「メトロポリターナ」という女性向けの無料雑誌もゲットした。何故か。
「指輪と約束」についての文章を熟読する。我ながら変なの。
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コメント
おいおい(返事遅れたけど)。
医者にもカープが居ることを忘れるなよ。
赤いメガホンを持って、阪神電車に乗る。
何度カラまれたことか。
ファンは球場の外で試されるものだ。
新球場行きたいな。
投稿: 京都 | 2009年6月14日 (日) 01時30分
京都さんへ
コメントありがとうございます。一瞬誰だか考えちゃったけど、すぐわかりました(笑)
こっちはあんまりカラまれないですけど、確かに阪神電車はカラまれそうですね。阪神ファンは、もう少しカープに対して低姿勢に接するべきだ。いつも中心選手を金で強奪しているのだから!
投稿: ふくしまたけし | 2009年6月18日 (木) 12時02分