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2009年6月20日 (土)

煙草の空き箱墓場

太宰治の墓参りに行ってみた。大変面白かったのだが(墓参りが「面白い」というのも可笑しな話だが、実際面白いのだから仕方が無い)、これについて書くと、恐らく不謹慎発言のオンパレードになるので書かない。極めて大人な私である。

代わりに、帰りに見た不思議な光景を。

何故か、煙草の空き箱だけが積まれている所があった。

何故だかはわからない。

誰かが最初にそこに何の気なしに煙草の空き箱を置き、それに連鎖するような形で違う誰かが続いたのだろうか。わからない。兎に角、煙草の空き箱だけが五つばかり、重ねてあった。それは例えば煙草の空き箱の墓場みたいに。

私がポケットを探ると、煙草の空き箱が、あった。普段ならば直ぐに捨てるのに、その日に限っては、あった。まるで、その墓場に葬られる事を待ち望んでいたみたいだった。

だから私は躊躇うこと無しに、そこに煙草の空き箱を積んだ。

私が空き箱を一つ増やしたお陰で、そこは更に異様な様相を呈した。私はとても愉快になった。

暫く、その事ばかりを考えていた。

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