深夜のお答え先生
昨夜、深夜3時30分ぐらいに友人からメールが来る。
曰わく「クラムボンって何だと思う?」との事。クラムボンとは、宮澤賢治の童話『やまなし』に登場する意味不明の単語だ。
「妖精とか物の怪の類なんじゃないの?」と適当に返してお茶を濁す。何せ友人ヤマと二人で泥酔してバカ騒ぎをしていた最中だったから。
そんな時間にそんなメールが来たので、村上春樹の『スプートニクの恋人』という小説を思い出した。確か「すみれ」という女の子が深夜に公衆電話から主人公の男に電話をかけてきて「象徴と記号の違いって何?」と聞くシーンがあったはずだ。村上春樹の小説というのは、たまにイラっとくるようなオシャレ描写があるので手放しに「好き」だとは言えないのだけれど(でもほぼ全ての彼の作品を読んでいるって事はやっぱり好きなのかな)、このシーンはすごく可愛らしく思えたのを覚えている。結構M気質な私は、そういった事で夜中に叩き起こされたりするのは存外に嫌いではないのだ。
今日は、夜中に部屋で独りでサッカーを観た。日本代表とウズベキスタン戦。結果は日本が1対0で勝利。南アフリカで開催されるW杯の出場権を得た。良かった良かった。開始早々、以前当ブログで紹介した岡崎慎司がゴールを決める。彼らしい泥臭いゴール。良いゴールだった。結局ゴールシーンはこの一回だけ、それが文字通りの決勝点となった。
カープは今日は負けたけどさっ!
クソ!
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コメント
村上春樹の新作1Q84、大のジュンク堂で売り切れだったのでびっくりしました。
すごいですねー。私はノルウェーの森の、
「自分に同情するのは下劣な人間のすることだ」ってくだりが好きです。ありきたりなのですが。
投稿: オスカーちゃん | 2009年6月 7日 (日) 18時37分
オスカーちゃんへ
ぼくもまだ新作は買ってません。ウチのオヤジが買ってたみたいだから、読み終わった後に貸してもらいます。
『ノルウェイの森』は、実はちょっと苦手なんですけど、「自分に同情」のくだりは良いですね。
個人的には『ねじまき鳥』が好きです。
投稿: ふくしまたけし | 2009年6月 7日 (日) 20時10分