迷惑の代償
私は大変思慮深く、様々な物事に造詣が深いので、皆様に世の理(ことわり)を一つ教授させて頂こう。
「迷惑メール」について、である。
「迷惑メール」とは何故に「迷惑メール」と呼ばれるか、である。
以下のようなケースを考えてみよう。あくまでサンプルケースであり、実際に起きたケースではない。
もう一度強く言っておく。想像上のケースだ。
例えば。
深夜の二時、伊集院光のラジオを何となく鳴らしながら、『ゼロからわかるアインシュタイン』なんて本を読みつつ、「下町のナポレオン」こと焼酎「いいちこ」の水割りを呑んでいるという光景。日本全国民の内の38%の方々が経験した事のある光景であろう。極めて凡庸な場面である。
そこに散りばめられた3つのファクター。つまり、「アインシュタイン」、「伊集院光」、「いいちこ」。これら3つは「暇」というキーワードによって一箇所に束ねられて共にある。
何故アインシュタインの本を読んでいたのか?−暇だから。
何故伊集院光のラジオを聴いていたのか?−暇だから。
何故いいちこを舐めていたのか?−暇だから。
という事である。人生がそもそも暇つぶしであるという無慈悲な事実からは全力で目を背けた上で以下の論を進めていきたい。
そんな「暇で暇を煮染めたような瞬間」に、私の携帯電話(私は叶姉妹と比肩するほどのスーパーセレブなので、携帯電話を持っている)がブイーンと震えたら。それを想像して頂きたい。
陳腐を承知で言えば、携帯電話以上に私の心が震えるというものだ!
誰であろうか!?
こんな時間に私に何の用事であろうか!?
「象徴と記号の違い」について尋ねられるのであろうか!?
「クラムボンって何だと思う?」などと尋ねられるのであろうか!?
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そこまで期待しているのに、「ヌレヌレの人妻が云々」である。
「不労所得が云々」である。
これを「迷惑」と呼ばずして何と呼ぼうか。怒りを覚えずにいられようか。
声を大にして言わせて頂きたい。
「糞業者、死ね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
私をガッカリさせた罪は重い。死をもって詫びよ。
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