B面呑み
北海道より友人ツネキが出張の仕事により来京。当然のように酒を呑みに繰り出す。舞台は我が街、小岩。小岩在住の友人ヤマも合流し、29歳男子三人の珍道中がスタートする。
先に言っておこう。今は酷い二日酔いだ。
まず初めに向かったのは、小岩では最高級の居酒屋、「源八船頭」。あしたばの天ぷら、鰈の唐揚げ、カンパチの刺身に浅蜊の酒蒸しなどの絶品料理をつまみに、ビールと日本酒をくいっといく。劇的に美味いが、お会計は9000円。つまり一人3000円。安い。
呑みながら、本日はこの後どういったコンセプトで呑むか、という事に話題が及ぶ。出された結論は、「小岩のB面で呑む」という事であった。
B面。それは闇の部分。
B面。それは月の部分。
ハキダメのような呑み屋で、チンカスのような会話をつまみに、目が潰れそうな安い酒を呑む。これがB面の正しい愉しみ方なのである。
ここから先は、店名などは直接は出せないが、どれも個性派揃いの店ばかりである。どうしても店名が知りたい方は、私に直接「Bメンデノミタイ」という文面のメールを送ると良い。連れて行ってやるぜ。
まずは、チューハイが100円という激安プライスの某店へと向かう。何故これほどまでに安いのか。勿論理由は「マズいから」である。もう感動するほどにそのチューハイはマズい。レモンハイもマズい。これを「マズいマズい」と言いながら呑むのがオツなのである。かつて中島らも氏は「全マズ連」なるものを結成し、マズいものを探求し続けるという独自の活動を展開していたが、その「全マズ連」も納得のマズさである。そしてそのマズさに見合った価格設定。素晴らしい。
集まる客の品性も、すこぶる低い。初対面の酔っ払いオヤジから訳の分からない説教を食らうことも少なくない。海外に赴いて女を安く買っているだけのオヤジが世界を語る(俺はワールドワイドな視点を持っている、的な)光景、神取忍をブサイクにしたような面白フェイスの女と酔っ払ったオヤジとのディープキスという目を背けたくなるような光景。そういったネタには事欠かない。ちなみに冒頭に添付した写真は、その店のトイレだ。誰が乗るんだそんな所に。
そこから先はイマイチ記憶があやふやだ。スナックに行った。バーにも行ったっけか。
そうだ、「ものすごく汚い店」にも行った。
その店の特徴は「ものすごく汚い」という一点である。何を呑んだのか、幾らだったのか、そういった事は覚えていない。けれど、ものすごく店内が汚かったのは覚えている。そこで汚らしく酔っ払った私は、私達よりも先に店にいた汚い酔っ払いオヤジとケンカをしていた。多分問題ない。
その後は、朝起きるところまでは記憶がない。私の部屋で寝ていた筈のツネキがいなかったが、きちんと飛行機には乗れたのであろうか。
B面呑みは、面白いなあ。
そうそう、WBC、日本の優勝で幕を閉じたた。ここまで当ブログにもちょこちょこWBC関連の記事を書いて来たので、それの総括を。
〈総括〉
・バックネット裏に伊良部がいたのが面白かった
・解説の佐々木の顔のデカさがハンパなかった
以上
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コメント
先週はありがとうございました!
うわーツネキさんお会いしたかった…
投稿: あね | 2009年3月26日 (木) 21時04分
りょうこちゃんへ
こちらこそ、ありがとうございました。ともみちゃんにもよろしくね。ツネキにも伝えておくよ!
投稿: ふくしまたけし | 2009年3月31日 (火) 15時50分