鷹村守が世界王者になったその時に
自分が何か重大な過失を犯した訳でもなければ、誰かから底意地の悪い悪意を向けられた訳でもない。粛々と日々は流れ、地球は平然と自転と公転を続ける。どこかで生命が朽ち果て、どこかで生命が誕生する。
終わる事のない輪廻。
過去になる現在。
磨り減っていく未来。
おかしな事は何一つ無い。それが逆に全てがおかしな事になっているかのような錯覚すら導く。
空はいよいよ青く。
海はいよいよ深く。
つまり、今日私は何もないのに何となく気分が沈んでいる。そういう時だってある。
昼間に随分ピアノの練習はしたのだから、今日はもうピアノは弾かない。慰めの手段は余所に求めなくてはならない。
ふと思い付いたのだが、こんな時はマンガ喫茶に行こう。
行って、『はじめの一歩』の鷹村守VSブライアン・ホーク戦を読みふけって来よう。
アレは面白い。
無駄にテンションが上がる。
『あしたのジョー』の矢吹丈VS力石徹戦は、いささか壮絶過ぎるし、何より長すぎるから今はダメだ。
あ、古谷実の『グリーンヒル』も読みたくなってきた。
ダメだダメだ。長居は無用だ。
考えていたら、既に少し復活してきた。
何だそれ。
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