もうすぐ秋だが、春
七〇九
春
一九二六、五、二、
陽が照って鳥が啼き
あちこちの楢の林も、
けむるとき
ぎちぎちと鳴る 汚い掌を、
おれはこれからもつことになる
(校本全集 第四巻 「春と修羅」第三集 より)
宮澤賢治の詩である。ふと思い出した。私はこの詩がとても好きだ。
ので、紹介しておく。
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コメント
はじめまして♪
以前、石田ゆうすけさんのブログで紹介されて以来、訪問させていただいているものです。
好きな詩があるっていいことですね。
僕も「春と修羅」はマンガ「六三四の剣」に登場する詩として知ってはいたのですが、こうして実際に読んだのは初めてでした。
ジャズピアノをやっているということで、僕自身、現在九州に住んでいるので聴きに行くことはできませんが、いつの日か会場に必ず聴きに行きたいと思います。
お体に気をつけて頑張ってください♪
それでは♪
投稿: 寅 | 2007年9月21日 (金) 00時01分
寅さんへ
はじめまして。寅さん、って書くと、「ワタクシ、生まれも育ちも葛飾柴又・・・」とか
寅「バカヤロ、あのお嬢さんがラーメンなんか作るかい、手前の考えは貧しいからいけねえよ」
源公「そいじゃ、何作るんだよ」
寅「決まってるじゃねえか、スパゲッチーよ」
とかが思い浮かびます。すいません、「男はつらいよ」オタクなんです、ぼくは。
石田さんのページからやってきてくれたとは、嬉しい限りで。彼にも一度会ってみてくださいよ。彼は日本全国仕事で飛び回ってるみたいだし。ちょっと変わった人ですけど、すごく良い人ですよ、面白いし。
投稿: ふくしまたけし | 2007年9月21日 (金) 14時34分