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2007年1月12日 (金)

今日もニュースから

最近家に帰って来たら、ニュースを見ながら独りで一杯やるのが習慣化している。まあ良いか、今の所唯一の生活の慰めなのだから。

ペコちゃんで有名な不二家が、賞味期限の切れた材料で洋菓子を作っていたという。その事自体は、私はあまりどうとも思わない。賞味期限が1日切れた牛乳など、腰に手をあてながら笑顔で美味しく飲める。賞味期限と消費期限とは違うのだ。酒と食品を捨てるのが何より嫌いな私には、原材料の賞味期限が1日過ぎていたぐらい、さしたる問題ではない。

しかし、老舗の洋菓子メーカーには私の論理は通用しまい。当然、謝罪をする義務があるのだろう。可哀想に、と思いながら謝罪会見を見ていた。

??

拭えぬ違和感。

不二家首脳陣は、その過失を工員達の過失、と言わんばかりの会見をしていた。「指示を徹底できない工員がいたようです」などと言い垂れる。

違うんじゃねえか、お前ら?

手前の子分のケツもまともに拭けぬ親分。仮に自分達の過失ではなかったにしても、それを被るのが親分の役目じゃないのか?実際にミスをした人間を責め立てて、蜥蜴の尻尾よろしく切り捨てる事で自分だけセーフティーな所へ逃げようというのか?ゴリッパだな、貴様ら。

そんな事を考えながら、いささか不愉快な気持ちでニュースを見ていると、私の気分を最大級に不愉快にさせるニュースが報じられる。

米ブッシュ大統領、在イラク米軍を二万人強増兵を決定。ガイキチ野郎が。

イラクに対するアメリカの政策は、「侵攻」と呼ぶに相応しい。フセイン政策は確かに悪だったのかも知れないが、それを暴力により制圧する自らを一元的に正義化し、その独善的な正義の名の下にやりたい放題である。

新政権がイラクに樹立された結果、内戦とも言える宗教対立が起こり、多数の死者が出た。ブッシュよ、新政府の建て前は「イラクに平和をもたらす新政府」ではなかったか。本末転倒も良い所だ。

うまくいかなければ更に武力を投入か。街を壊し、血を流し、人を殺し、平和がもたらされるとは、とんだお笑い草だ。

フセインの死刑強行も、状況を更に悪化させている。死刑の良し悪しではない。時期の問題だ。ブッシュは、先を見る力すら微塵もない。

イラクに派遣される米兵達の気持ちも考えてみるが良い。到底考えられぬか、かのガイキチ野郎の脳味噌では。

ブッシュは増兵を決めた会見でこう言った。

「我々は勝利する」と。

また貴様は血が見たいか。イラク人と、米兵の阿鼻叫喚する様を見たいのか。

これを呼んでいる方々にも言いたいことだが、この手の問題に関しては、黙っていてはならない。不満があるのならば、小さな声でも構わないから不満を漏らすべきだ。酒の席のの話題の一つでも構わないと私は思う。

この問題に関しては、沈黙こそが悪だ。

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