嘘の契り
落ち込みながらトボトボと家へ帰宅。帰りにコンビニで投げやりに焼酎を一升購入。いかんなあ。
ふとテレビを点けると、訳の分からぬ女子高生共が自らの恋愛を語っていた。
彼氏に「一生一緒にいようね」って言われましたー、きゃー、恥ずかしいー。
だそうな。
勿論私は「一生一緒に」ではなく「一升と一緒に」いながら、テレビに向かって
「それは、おそらく、嘘だな」
と呟く。
若い頃、特に十代の頃の将来への契りは、112%が嘘なのだ。私にも記憶がある。甘い台詞を吐く自分に酔いたいだけなのだ。それは浅薄なる意識の元に発された言葉なのだ。
仮に結婚となれば、それは当人同士のみの問題であるケースは極めて稀だ。この閉鎖的島国日本においては、それは家同士の問題でもあるのだ。知らぬ訳ではあるまい。無論例外はあるが。
そもそも、私の個人的な偏見も混じった意見であるが、若い女と付き合う男の内、10人中13人は体目当てである。つまり、君の目尻に皺が一本刻まれる度、横腹に余分な肉が蓄積される度、両の乳房が重力に抗えなくなる度、男の愛情は、いや間違えた、男の性欲は減退していくのだ。良いか、若い女と付き合う男を信じてはいけない。
男はやがてギャンブルに手を出すだろう。愛情、いや、性欲の失われた生活に新たな刺激を求めるが所以だ。そして暴力をふるうようになる。全てが上手くいかぬ歯がゆさから酒に逃げるようになる。男は「テメエ、一生俺と一緒にいるって言ったじゃねえか!」と怒号をあげながら、君にグラスを投げつけるだろう。君の頬の横を掠め、飛んでいくグラス。壁にぶつかり弾け飛ぶ。君の膝は軽く震えているに違いない。怯えるが良い。男という生き物はそういう生き物だ。嘘だと思うならば、映画「血と骨」を見たまえ。そこには真実が描かれている。
「結婚しようね」などと言い合っている十代のカップルども、君達の末路はかくの如きだ。それでも構わないならば、そうやって私の眼前で将来への希望を語るが良い。
私は知っているのだ。現在の女子高生が、10年後、
「やっぱり男は年収でしょー」
と言っているのを。
私の昨年の年収は、恐らく100万円にすら届かないが、何か文句があるだろうか!?
さて、戯れ言はこの辺で。
本年初ライブはボウズでスタートした。大分荒んでいる今宵の私である。
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コメント
「それは、おそらく、嘘だな」
間違いありません。
・・・ボウズ?なんですか???
投稿: etsu | 2007年1月10日 (水) 11時46分
etsuさんへ
ボウズというのは元々は釣りの用語かも知れません。その日一匹も魚が釣れない事をボウズ、と言っていました。
僕は昨日のライブは客が一人もいなかったんです。故にボウズ、と。
仲の良さそうな若いカップルを見ると、最近は「お前らなんか八男三女の大家族になっちまえ!」と心の中で毒づく事にしています。
投稿: ふくしまたけし | 2007年1月10日 (水) 21時34分
18へぇ。
また一つ賢くなりました。
ふくしまさんがボウズにならないよう協力させていただきます。
投稿: etsu | 2007年1月13日 (土) 01時25分
etsuさんへ
是非ゼヒ、お越し下さい。お待ちしています!
投稿: ふくしまたけし | 2007年1月19日 (金) 02時49分