新町のロックスター
何だかね、家で一人。部屋の中で体育座りを決め込んでいると、ぽつんと世界の隅っこに取り残されたような気分になる時がある訳ですよ。ウイスキーをちびちびと舐めながら、中島みゆきでも聞いて、こういう遊びの事を「一人ごっこ」って言うんですがね、そんな遊びの一つや二つ、してみたくもなる訳ですよ。別に「シニカルごっこ」でもいいですな、あれはあれで楽しい。ちなみに我が家で定期的に開かれている「一人冷笑選手権」においては、私は初回からずっと王者の地位を守り続けていますからね。もちろん、参加者は常に私一人ですがね。
けれど今日はそんな真似はしません。寂しくなったら大声で「ファンキーモンキーベイビー」を歌うのです。そうです、明日は名古屋でのジョニー大倉さんのライブなのです。私も徐々にテンションを上げていかなければなりません。うじうじとしていてはいけないので、大声で歌う訳ですよ、「あーいーさーれてーるーいつもー、さてぃすふぁーい」とね。時には振り付けと共に、時にはギターを弾きながら。すると、次第に覚醒剤でラリっている人のようなテンションになる訳ですな。よし、明日はバッチリだ!全然バッチリではないのに、何故だかそう思ってしまう訳です。怖いですな。窓は全開にしていますので、私の家の前、新町通りには私が大声で歌うキャロル・ナンバーやジョニー大倉ナンバーが響き渡っています。当然私はロックンローラーになりきっている訳ですから、語尾には全て「ヨロシク」が付きますんで、そこんとこヨロシク。
それでは再び新町通りに向かって歌い続けようと思います。「いーくつと聞いたらおどろきーさー、ロックンロール、ロックンロール」です。今、通行人と目が合ってしまいました。
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