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2006年5月 6日 (土)

高槻ジャズストリート(2)

一昨日、五月四日は高槻ジャズストリート二日目。ベースを弾いたりピアノを弾いたりセッションしたり、すわ「何でもアリか?」と言いたくなるほどに楽しんできた。私が感じたのは、高槻ジャズストリートというものそれ自体が一つのコミュニティを形成しつつあるな、という事だ。しばらく会っていなかったミュージシャン連中とも再会を果たしたり、或いは初めて知り合ったミュージシャンとの交流があったりと、そこが一つの「輪」を広げたり暖めたりする空間になっている。それ自体はとても良い事だと思う。また、それと同時にそういったコミュニティがきちんと成立しうるのには、最低限の「規模」というものが必要となり、第八回を数える今年の高槻ジャズストリートは、その回数を重ねたという「実績」により、雪だるま式にその「規模」が大きくなっているのだな、と実感したのだ。それを為し得た大きな原動力の一つでもあるスタッフ達の献身的なサポートというのには、頭が下がる思いだ。優等生的な発言はなるべく控えようと思っている私ですら、そのスタッフやミュージシャン達に対して「お疲れ様」と心の中で呟かざるをえない。いやはや、大したものだ。

私自身は、自分の出番が終わった後、「仲田耕実とMOJOWEST BLUES BAND」の皆さんの打ち上げに混ぜて頂いた。ブルースに関する話で盛り上がるだけでなく、メンバーの方々の「客席に昔別れた彼女がいた!」という話やら「S氏(京都を代表するブルースギタリスト)は実は甘い物が大好きで、お土産の饅頭やらを大層楽しみにしている」などなどのいわゆる「楽屋トーク」にも花が咲き、楽しい時間を過ごした。

打ち上げが10時ぐらいに終わってからは、まだまだライブを行っていた会場にサックスの黒田氏と赴き、結局その後セッションになだれ込んだ事もあって、朝まで延々とドンチャン騒ぎを堪能してきた。学んだというか、再確認したことには「酔っ払ってピアノを弾くのは、楽しいけれど演奏はサッパリになる」という事。ステージの時はお酒は慎もう。しかしそのセッション、私自身は初対面であったが、名前を聞いたことがある、或いは顔を見たことがある、という関西の有名ミュージシャンも数名参加しており、なかなかに楽しいものであった。いやはや、みんな朝まで演奏するとは、関西弁で言う所の「好っきゃなあ」という所か。「好きモン」同士の集まりはいいね、楽しかったよ。関係ないが、五月四日は私の弟の誕生日だ。確か今年で24歳ではなかったろうか。段々おめでたい年齢ではなくなってきているのだが、おめでとう、とこれも心の中で呟く事にする。

高槻ジャズストリートも終わって、普通のゴールデンウィークを満喫している。満喫すると言った所で、家の中でピアノを弾いたり本を読んだりパソコンを触ったりとか、そんな所だ。ヒキコモリみたいになっている。今日はリハーサルがあるから多少外に出る機会があるな。

そのヒキコモリの一環として、mixiというサイトに登録をした。きっかけは、先輩の鳥居氏のホームページ(このブログのリンクから飛べます)に「たまには日記更新しやしょうぜ」という書き込みをしたら、「mixiというサイトに登録したら俺の日記が読めるぞ」と返って来たので登録をしてみた。mixiという名前自体は聞いた事があったのだが、私は出会い系サイトか何かと勘違いしていたので手をつけずにいたのだが、どうやら違うらしい。結構たくさんの人が登録をしていて、リアルに知っている人も何人もいた。へえ、こんなのもあるんだ、ぐらいの感じでいる。基本的にこっちのブログが「主戦場」なので、向こう(mixi)は閲覧専用みたいになるかな。まあ、これまでと変わらずに、そこそこのペースで書き続けていきます。本当は今日は「戸塚ヨットスクール」の事を書きたかったのだけれど、ここまで書いたら疲れてしまったのでまたそれはいつか。

一つだけ言っておきます。裕次郎の兄貴はいいかげんにしなさい。

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音楽」カテゴリの記事

コメント

>これは、柔道は「はっきりと勝ち負けが結果に表れ」、音楽は「明確な勝ち負けの基準が存在しない」という事にもよるのかも知れないが、それ以上に私の中の気持ちが変化しているというのもあるのだろう。

これはね、おっしゃるとおりだよ。
俺はいまだに卓球が「現役」だから言えるが、音楽とスポーツには、そんなに大きな差はないと思う。

逆に言えば、音楽をスポーツ以上に勝ち負けで捉える輩もいるわけだ。


もちろん、「勝ち負け」というものが存在するかしないか、という意味では両者は異なるわけだけど、それにかかわる1人ひとりのメンタルの持ち方としては、問題は同じですよ、きっと。

投稿: torii | 2006年5月 8日 (月) 11時11分

toriiさんへ

>逆に言えば、音楽をスポーツ以上に勝ち負けで捉える輩もいるわけだ。

う~ん、僕はこの事を悪いとは思いませんが、どっちかって言うとあまり一緒に演りたくはないですねえ、そういった人とは。
ほんで、ぼくは音楽はどちらかというと柔道や卓球のような「相手のいるスポーツ」よりも、陸上や水泳のような、「相手のいない(つまりダイレクトに自分と戦う)スポーツ」に近いかなと思います。どこまでいいタイムが出せるか、みたいなね。
柔道や卓球、相撲、レスリング、サッカー、野球のような自分(或いは自軍)と相手のいるスポーツをやる人たちと、陸上や水泳、スキーのような相手の見えないスポーツをやる人たちでは、精神構造は若干異なるのかもしれませんね。

投稿: 福島剛 | 2006年5月 8日 (月) 11時57分

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