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2006年5月15日 (月)

丁半博打

極めて当たり前の事だが、朝が来た後には夜が来る。命が生まれ出ずれば、やがて滅する。そして或いは再び生まれるやもしれぬ。それは今日だったか?いや、昨日だったかもしれない。明日かもしれない。いびつなアンシンメトリーがぐるぐると反復する。過去の堆積が現在であり、現在の延長が未来かも知れぬ。時間は空間となり、空間が時間となる。「1mと1kgはどちらが大きいだろう?」所詮は言葉のレトリックだ。

いやいや、何が言いたいかといえばそんな戯れ言ではないのだ。最近、比較的嬉しい事や楽しみな事が偶然という名の必然により身辺に起こり、私は少々浮かれていた。浮かれていると、思いもよらぬ方向から足元をすくわれる。昨日から今日にかけて、立て続けにいくつか面倒な事が起きてしまった。何があったかは別に書くつもりはないが、得てしてまあこんなものだ。大した事ではないのだ。大袈裟に被害者ぶりたい阿呆は誰だ?

良い事の後には悪い事も来る。次に良い事が来るかどうか、それはわからない。サイコロの目は、丁の目が10回連続で出ても決して不思議ではないのだ。試行回数をひたすらに続けていけば、その出た目は丁半二分の一に限り無く近付くというだけの話だ。私たち人間の人生にはその確率を絶え間無い試行回数により二分の一に近付かせられるだけの長さがないから、誤差の範囲で偏りが出る。それだけの話だ。その為に仏教は輪廻なんて厄介なものに気付いてしまったのかもしれない。そう、輪の中を廻るのだ。私たちはどこへも行かない、どこへも行けない。

まずい、ちょっと落ち込み気味だったのでつまらないただの暗い日記になってしまった。いかんなあ、でもいいんだ、これで。よっしゃ、スポーツニュース見るべ。

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