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2006年3月 6日 (月)

日本語ブーム

高槻ジャズストリートの出演者の応募が本日から始まっている、と聞いたので、パソコンを触っている。ウェブ上からの応募のみになっているためだ。が、ホームページ上に応募フォームがあるはずなのに、どこを見ても無い。もういいや、明日にしよう、と根負けしてブログを更新する事にした。

さて。昨今、ちょっとした「日本語ブーム」になっている、と私は感じている。テレビ番組でも日本語を題材にしたバラエティ番組やクイズ番組が乱立し、また日本語をネタにした本も多数出版されている。あまりに歪み、最早新しい言語に変わろうとしていた「日本語」に危機感を感じた人達の数は、私が予想していたよりも遥かに多かった、という事なのだろう。

確かに面白い話ではあるのだ。例えば「全然~ない」という呼応の副詞は、必ずしもこの形でなくても良い。夏目漱石が小説の中で「全然可笑しな話だ」みたいな文章を書いていた事を私はうっすらと記憶している。また、「とても」と「すごく」の違いについても触れてみよう。「とても良い」と「すごく良い」では、受ける印象の差こそあれ、文脈の意図はあまり変わらない。が、「すごい顔」という言葉を見た時に想像されるのは、「良い顔」ではない。「すごい」という言葉は否定的な語を強める時に使い、「とても」という言葉は肯定的な語を強める時に使う。これが一般的だ。勿論、それを知っていればこそ、「すごく+肯定語」で、違和感による特殊効果を狙うことも出来る。「すごい綺麗だ」とあれば、極論だが、読み手は「文法の常識を超越するほどに綺麗なのか」という印象を受ける、という事もありえる。日本語はとても奥が深い。

そして私も、今日はふらっと立ち寄った本屋で「読めそうで読めない漢字」という本を買ってしまった。ブームに、♪=240ぐらいの4ビートで軽快に踊らされている。これが、本当に読めそうで読めなかったのだ。正直に言うと、「そんなもん読めるだろ」と高を括っていたが、これが読めない漢字続出であった。

「蕗の薹」。わからん。「ふきのとう」だそうだ。

「額衝く」。わからん。「ぬかずく」だそうだ。

「手薬煉を引く」。??「て・・やく・・??」「てぐすねをひく」だそうだ。

ブームに乗って、少しぐらいは勉強し直そうと決心した。お箸の国の人だもの。

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