愛が勝つのが一番大事
深夜の通販のTV番組を見ていたら、KANの「愛は勝つ」が流れた。知ってる歌がTVから流れると、何とはなしに嬉しくなる。
でも、もう私は「愛は勝つ」を素直に聞けない。汚れっちまった悲しみだ。
心配ないからね 君の想いが誰かに届く 明日がきっとある
明日はない。あるいは明日は来なければいいのに、というのが私の気持ちだ。
どんなに困難で くじけそうでも 信じる事を決してやめないで
そういえば私のアイデンティティの出発点は「不信」だな、とふと思った。
いや、私はKANを批判するつもりは毛頭ないのだ。彼はあんなにも異常なまでの前向きな歌詞を、どういう意図で書いたのだろうか。少なくとも真っ当な神経の持ち主には「愛は勝つ」は書けない。皮肉で書いたのだろうか、ラリって書いたのだろうか、それはわからないが、「愛は勝つ」の中で展開される病的なまでの前向きさは、良くも悪くも我々の心を打つ。
或いは時代性か?当時は「それが大事」なんてのもあったなあ。負けない事・投げ出さない事・逃げ出さない事・信じ抜く事・ダメになりそうな時・それが一番大事。
色々言いたいが、まあいい。負ける事はとても大事なような気はするが。大事MANブラザーズバンドはラリっていたのだろう。当時('90年代初頭)の芸能界はシャブにまみれていた、と週刊ポストでかつて読んだ事がある。「信じてみたいな週刊ポスト」だ。信じ抜く事はとても大事なので、週刊ポストとアサヒ芸能と東京スポーツのネタだけを信じ抜く事にしよう。
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コメント
KAN君はシャブ中説ともう1つ、ゲ●説というのもありましたね。●イだから信じちゃいかんわけではないが、そう思うと味わい深い歌詞かもしれない。
投稿: torii | 2006年3月10日 (金) 11時12分
当時小学生ぐらいの私、「愛は勝つ」に一切共感はしませんでした。でもチャゲアスの「YAH YAH YAH」の二番「いっそ激しく切ればいい、丸い刃はなお痛い」というフレーズは胸にグッときました。今も聴きます。チャゲアス。
投稿: イタイヒト | 2006年3月10日 (金) 23時34分
toriiさんへ
ガブリエル説ですか。槙●ノリユキといい、メラ●●カズといい、芸能界は新宿二丁目みたいですな。噂によると、某大学の芸術学部(略して日ゲイと言うらしい)もお盛んらしいですね。これだけの数の人がいるとなると、ノンケが「正常」でゲイが「異常」という公式は最早成り立たないのかもしれませんね。
イタイヒトさんへ
僕がその番組でKANを見たのは、「懐かしの90年代ポップスセレクション」みたいなCDのTVショッピング(確か10枚組15000円ぐらい)。当然チャゲアスは抑えざるをえないポイントとして入っておりました。ああ、もうKANもチャゲアスも懐メロなんだなあと感慨深く思いました。なぜか小学校の卒業式で「それが大事」をみんなで歌わされた事を思い出して、軽く不愉快になりました。
投稿: 福島剛 | 2006年3月11日 (土) 15時05分