ピアノとレコードとオリンピックとサッカーと部屋とYシャツと私
本日はオフ。朝早起きしてずっとピアノの練習をしていた。
何回か前に書いたが、我が家に新しいレコードプレイヤーがやって来た。以前使っていた物は、大分ガタが来ていて、レコードをきちんと再生しなくなっていた。回転速度が少し遅くなっていたため、半音の半音くらい音程がずれるのだ。レコードをMDに録音して、それをコピー、つまり譜面に直す、という作業をよくするのだが、この微妙な音程のズレのために、最近それが捗らなかった。ここはラなのかラ♭なのかどっちなんだ!ととてもイライラしながらやっていた。気に入った曲に出会って自分でも演奏してみたいと思ったら、心構え云々は別にすれば、作業としては上に挙げた採譜という作業が最初に来る。その作業が出来ない事は、かなり苦痛であった。根気の弱めな私は、「ああ、もういいや」となって休憩がてら「京都の美味しいラーメン屋100軒」などをパラパラとめくってしまう。精神衛生上も非常によろしくなかった。
が、それが新しいレコード・プレイヤーのお陰で解決された。溜まっていた鬱憤を晴らすかのように、この2・3日は大量に譜面を書いた。エロール・ガーナーの「Dreamy」、ファッツ・ウォーラーの「Honeysuckle Rose」、「It's a sin to tell a lie」、「Ain't Misbehavin'」etc.etc.そして譜面が出来上がったら今度はそれを何回も練習したり、自分なりに解釈したり、様々なアイディアを考えたり、という作業が待っている。今日はその後半部分、練習や解釈の所に時間を費やす事が出来た。この練習は掛け値なしに楽しい。階段を一歩一歩昇るような感じにも似ていて。
さらに言うと、私は「ピアノの練習」そのものがとても好きだ。ピアノの前にいる時の時間の流れはとても速い。気付いたら一日が終わってしまう。そんな感じだ。よく言う「ピアノを見たくもない」ような状態には、私はまだ一度もなった事がない。そういった心境まで「辿り着いていない」だけの話かも知れないが、少なくとも私はピアノを触っている時間が「常に」とても好きだ。しんどい時間も当然あるが、「勝つ事の決まっているギャンブル」が何ら楽しくないのと一緒だ。ギャンブルは負けるから楽しい。ピアノもしんどい時間があるから楽しい。下手くそなんだもん、最初っから上手に出来っこねえや、と開き直ってもいる。ゆっくりやるしかないのです。階段は決して二段飛ばしで進んではいけません。
という事で、今日は珍しく音楽の事を書きました。
最後に、ちょこちょこ書いていたオリンピックの観戦記の最終編も。荒川静香さん、凄かったですね、おめでとうございます。正直に白状しますと、あまりにも日本人選手が活躍しない(単純にメダルの話で)ので、途中から私自身の観戦に際するテンションがぐりぐりと下がっておりました。最初の内だけギャアギャア騒いでいた下世話なマスコミと同レベルでございます。ええ、すんません、あまり反省しておりませんが。次はWBC(野球のワールドカップみたいなやつですね)とサッカーワールドカップですね。サッカーは勿論日本代表にも頑張って欲しいのですが、個人的には初出場のウクライナを応援します。アンドリー・シェフチェンコの雄姿がやっとワールドカップで見れる。予選から応援していたアイルランドは、惜しくも予選敗退したので、その部分ではまたもテンションダウンです。
今日は久しぶりにパソコンのキーボード使って書いたのですが、何か勝手が違いますね。だらだらと書いてしまうなあ。
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