今年の流行
さっきインターネットカフェに行って、皆様の書き込みを見させて頂いた。一件一件、とても嬉しかったので、私も返させてもらった。 あまり長くいるとネットカフェは料金がかさむので、この本文の方は、携帯電話「無能君」(さっき名付けた)から更新する事にした。セコいな、我ながら。けれどこの「無能君」は、メールを受け取った時には、それが誰からであろうと大きな音で「アウト!アウト!アウト!」と三回も言ってくれる。これは私が自分の人間性を鑑みた時に、「アウトか?セーフか?」という基準から見てイグザクトリー・アウトなので、メール受信の際には「無能君」に私がアウトである事を教えてもらえるように設定したからだ。そういう意味では「無能君」は大いに有能だ。
最近ジェイムズ・ジョイスの「ユリシーズ」を読み始めた、というのは前に書いたと思う。彼の作品はこれまでに「A Portrait of the Artist as a Young Man(若きヤングマン、もとい、若き芸術家の肖像)」と「Dubliners(ダブりん大学生、もとい、ダブリン市民)」を読んだ事がある。面白い、と簡単には言えないが、どちらもとても興味深い作品であった。今回読んでいる「ユリシーズ」は、その後の作品「フィネガンズ・ウェイク」(←まだ読んだ事はない)と並んで彼の言語遊戯の集大成だと評されており、それゆえに読む前からやる気充分な訳だ。やったるぞ、みたいな感じで。 そしてジョイスは「Dubliners」の作品名からわかるかも知れないが、アイルランド人である。 アイルランド人作家といえば、昨今の私の大のお気に入り作家の一人であるサミュエル・ベケットもアイルランド出身の作家なのだ。今年一番たくさん読んだ本は、多分ベケットの「Waiting for Godot(ゴドーを待ちながら)」か、親鸞の(正確には唯円の著した)「歎異抄」である。イタいな。ちなみに今年一番たくさん見た映画は間違いなく「魔女の宅急便」だ。更にイタいな。 という訳で、ここの所“今年の流行語大賞”なんかがTVでも発表されているので、私の中で今年一番流行った物を発表したい。(このブログなんかも今年流行った物ですね)私の流行語大賞はもう既に決定しているのだが、それはまたの機会に。 私にとって今年一番流行った物は
ギネスビールである。 無理やりアイルランドとつながった。
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