2021年1月 5日 (火)

2021年新年のご挨拶

若い頃に浪費した無駄な時間というものがものすごくたくさんある。

とりわけ私の中で後悔のレベルが高いのが、パチンコとゲーセンである。

朝の9時前からパチンコ屋に並び、開店の10時から閉店の23時までの13時間、ひたすらにパチンコもしくはパチスロを打つ。
私が好きだったのは「サンダーV」という台と「大花火」という台だった。ビタ押しのリプレイはずしが得意だったのだ。「何を言っているかわからない」という人は、わからなくて良いしむしろわからない方が良い。とにかく無駄な時間を過ごした。

もう一つはゲーセン。「ベースボールヒーローズ」というゲームにハマりにハマった。野球のゲームなのだが、一試合するのに約30分。その費用が300円。月に二万円ほど費やしていたので、約70試合。つまり月に約35~40時間をそのゲームに費やしていた。これはパチンコなどと違って勝っても何の金銭的な得もない。ただ「嬉しい」というそれだけである。これもまた本当に無駄な時間を過ごした。

今になって「なんで若い頃にあんな無駄な時間の過ごし方をせずにきちんとピアノを練習してこなかったのか」とものすごく後悔している。パチンコやゲーセンに費やしていた金額はもちろん痛すぎるが、それ以上に「時間」が。過ぎ去った無駄な時間はもう永遠に帰ってこない。

しかしそれは、そこに耐えうるだけの精神力を持っていなかったというのが私の今の見解だ。

今の私はどうかと言えば、朝から晩までろくに働きもせずにひたすらピアノの練習をして、そして酒を飲んで寝る。基本的には誰にも会わない。そんな生活がずっと続いている。
安い酒とツマミを食べながら自問自答する。「世間からずっと取り残されているのではないか」と。
しかしここに関しては今は若い頃よりも強靭な精神力を持っている。
「少しずつ前に進んでいるからこれで良いのだ」という図太い精神力である。
まともに働いていなくても、世間から相手にされていなくても、今は自らの選んだ道をきちんと一歩ずつ進んでいる。その確信は不思議とあるのだ。
なので私は壊れない。

しかし、若い頃にはそれがわからなかった。
金を稼いでいないと本当にダメなような気がして、地道な練習よりも目先のパチンコに逃げた。つまり、すぐに結果が出ない「練習」よりも、すぐに勝ち負けの結果が出る「パチンコ」に向かったのだ。多分、安い酒とツマミの中に安易に絶望していたのだ。

ちなみに人生におけるパチンコのトータルの勝ち負けは、めちゃくちゃ負けている。おそらく高級外車が一台買えるぐらいは負けている。

そのような時間を過ごして、私はあるいは本当の意味の「むなしさ」を知ったのかも知れない。パチンコやゲーセンでは、心は決して満たされない。少なくとも私の場合は。そこで過ごす時間は、本当に無駄だったのだ。

音楽に対して、ピアノに対して、昔からずっと真摯にいられたならどれほど良かっただろう。けれど私は真摯に向き合っていなかった若い時代があって、それに対してものすごい後悔があって、今の向き合い方になっている。

今も毎日やっているスケール練習やアルペジオ練習。こんなもん若い頃にやっとけよと思うのだが、やってこなかったので仕方がない。今から地道にやるしかない。


ということで今年も仕事がどうなるかわかりませんが、もうひたすらに音楽だけやって生きていきますので宜しくお願いいたします。
春にはアルバムが出ます。
会心の出来です。
楽しみにしていてください。

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2020年12月26日 (土)

本日12月26日(土)と明日12月27日(日)市川「O'd Dinner」ライブ中止のお知らせ

本日12月26日(土)と明日12月27日(日)に予定しておりました市川「O'd Dinner」でのライブですが、諸事情により二日とも中止となりました。
申し訳ございません。
宜しくお願いいたします。

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2020年12月15日 (火)

ここ最近のこと

ブログほったらかしですみません。

現在レコーディング準備真っ最中です。

今週一週間はほとんど仕事を入れずに練習部屋にこもっています。なんと酒もやめてる。体調を整えるために。
レコーディング終わったら光の速さで飲むけどね、ビール。

収録予定日は今週の土日。19日と20日。とりあえずそこまでに今は出来ることを少しでも。

アルバム、うまくいけば来年の春ぐらいには発売出来るかなと。うまくいけばね。
その際にはこちらでも告知致します。聴いてもらえるように頑張ります。

で、今週唯一の仕事はこちら。

ファンキーベーシストの上條さんとお待ちしています。

都の時短要請に従い19時スタート、22時前には終了です。すみませんがご了承ください。

12月16 日(水)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
「歌声酒場 vol. 52 (Jam Session)」
piano:福島剛 bass:上條貴史
19:00~start  music charge: 1800円

ライブスケジュールも更新しています。

https://fukushimatakeshi.amebaownd.com/posts/9111119?categoryIds=2875261

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2020年11月28日 (土)

OYT指数について

私のあらゆる行動の原動力の大半は、大変ネガティブないわゆる「負の感情」である。

そのことについて書くので、ポジティブな感情や愛に満ちている人はこれから先を読んではいけない。文末のライブの宣伝まで画面を一気にスクロールさせるか、戻るボタンを連打するように。

例えば生活の中で最も重要なピアノの練習一つをとってもそうだ。練習をしないと気持ち悪いという感覚だったり、練習をサボり過ぎると自己嫌悪で死にたくなるからその予防策だったり、他のピアニストたちは日々努力を欠かさないのだから、サボればサボるだけ今開いている距離が更に開いてしまうという恐怖だったり。

もちろん、少しでも上達したい、もっとジャズのことやピアノのことが知りたいというポジティブな感情もある。それは確かにある。けれどそれと同等ほどには負の感情が動機となっている。

万事がその調子なのである。何をするにも必ずポジティブな動機の中にネガティブな動機が混入する。こういう性格はもう直らないと自覚しているしもはや直す気すらない。なのでポジティブなエネルギーに満ちている人は私を「正しい方向」に導いてくれなくて良い。私は私なりにそういう部分と折り合いをつけながら生きている。

演奏をする、ということに関しても例外ではない。
私は原則として演奏をすることがとても好きだ。しかし、一人でやっている時には思い通りにいかないもどかしさが常にある。楽しいと同時にとても苦しい。これもまあ「そんなものかな」と思っている。

観客に対しても「私の音で少しでも幸せになってもらいたい」という感情と「私の音を聴いてつまらないと思われたらどうしよう」という恐怖とが入り交じっている。これもやはり仕方がない。

人と演奏する時。共演者がいる時。

「おれと演奏してもつまんねえだろ」という感情は常にある。誰とやっていても、多かれ少なかれある。
ただしそれはゼロになることはないのだが、時によりゼロに近くなる時もある。
「おれと(O)やっても(Y)つまんねえだろ(T)」ということでこれを「OYT指数」と呼んでいるのだが、共演する人によってこの指数は乱高下する。
私が「つまんねえな」というか「おれ、何やってんだろな」と思うこともごくごくまれにあって、私の中でのOYT指数が高くなおかつ私自身が「おれ何やってんだろ」状態になる場合には、必然的に相手は私を遠ざけていくし私もその相手を遠ざけていくので、自ずとそのような場所は消滅していく。基本的には演奏していること自体が私にとってはかなり楽しいので、そう頻繁にそういうことはないのだが、たまにはある。

昨日と一昨日演奏を共にさせてもらった市川芳枝さんは、私の中でのOYT指数がめちゃくちゃ低い。芳枝さんがどう思っているかは知らないが、少なくとも私に「おれとやってもつまんねえだろうなあ」とあまり思わせない懐の深さみたいなものが彼女の中にはあって、それにものすごく感謝している。一緒にやった同世代のベーシストの村田氏もOYT指数が低い。村田氏とは今日も一緒だけど。

常に私の中にある「私はここにいてはいけない人間だ」という感情。

おっと、「いてはいけない人間なんてそもそもいませんよ」などという正論をぶつけないでほしい。そんな正論は聞こえない。あーあーあー聞こえない。

そのような自己否定の感情が、時折そういう素晴らしい共演者によって薄れることもある。

それは私の中ではとても幸せなことなのだ。

京都滞在三日目。本日もライブ。後半はセッションだけど。

ポジティブな感情とネガティブな感情に折り合いをつけながら、何とかどうにかこうにか今日もやっていきたい。

今日のボーカルののりちゃんもOYT指数低いんだよなあ。

つーことで、良かったら来てください。

2セットやります。1セット目はライブで、2セット目はセッションです。


11月28日(土) 京都伏見 レミューズカフェ
075-622-0014
http://lesmuseskafe.com/
vocal:西池のり子 bass:村田博志 piano:福島剛
19 :00~start music charge:1500円

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2020年10月26日 (月)

生きていく~ライブとホープ軒~

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「剛くん、いい?人間は綺麗な感情だけを抱いて生きていくことは出来ないの。綺麗な食べ物だけを食べて生きていくことが困難なように」

「綺麗な感情だけを抱いて生きていくことは出来ない。綺麗な食べ物だけを食べて生きていくことが困難なように」
ぼくは古びたテープレコーダーが録音した音声をノイズだらけで再生するように、彼女の妙に力強いその言葉を繰り返した。


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とまあ、出来損ないの村上春樹もどきの小説に出てきそうなワンシーンが私の頭の中で繰り広げられたのには理由があった。

今日は朝から夕方までずっと千駄ヶ谷でレッスンの仕事をしていたのだが、合間の休憩時間にぼーっとしている時に私の頭の中に「ホープ軒のラーメンが食いたい。レッスンが終わったら食いに行こう」という考えが浮かんだからだ。

ホープ軒というのは私が若い頃からずっと千駄ヶ谷にあるラーメン屋だ。私が千駄ヶ谷にある音楽教室で教え始めたのが2007年なのだがその頃からあるので少なく見ても13年はある。2007年の時点でかなり老舗の雰囲気をまとっていたので、おそらく30年近くは存続していると考えて良いだろう。

ラーメンの特徴は、太くて食べごたえのある麺に、化調でバキバキに味付けされたスープ、そこに頭が割れそうなほどに背脂がギタギタにかけてある。どこからどう考えても身体に悪いラーメンである。

ここのラーメンが三年に一度ほどのペースで妙に食べたくなる。
若い頃は半年に一度ほどのペースで食べたくなっていたものだが、食べ終わった後にやってくる「もうあと半年はホープ軒は食わなくてもいいや」という満足と後悔の入り交じった感情の中に含まれる時間の間隔が最初は半年だったのがやがて一年になり、それが二年になり、そして今は三年になっている。

身体に悪いことをわかりながらも突然いかんともしがたいほどに食いたくなるのは、まさに人間が綺麗な感情だけを抱いて生きていくことは出来ないように、綺麗な食べ物だけを食べて生きていくことは出来ないからだ。
とてつもなくジャンクなものが食いたい、そんな感情が私を支配する。それが今日だった。

レッスンが終わったら片付けをしてからそそくさと教室を出る。
ホープ軒のある方向に少し急ぎ足で歩みを進める。その周辺は旧国立競技場のあった場所であり、現在は今年2020年に開催されるはずだった東京オリンピックに向けた新国立競技場などの建設で様相を日に日に異にしている。莫大な費用という名の税金が投入されているその建物たちはオリンピックという本来の目的を奪われ、虚しく存在を主張している。「こんなもの建設する必要なんてあったのかなあ」と新国立競技場を一瞥しているとホープ軒に到着する。

店頭の自動販売機で食券を購入し、店員にそれを渡すと席に案内される。ホープ軒は立ち食いのスタイルだ。お冷やはなぜかジャスミンティー。ジャスミンティーだけがミスマッチなオシャレさを演出しているのも憎めない。

目の前にはどかんと置かれたおろしニンニクと豆板醤の大きなケースが二つ。そして入れ放題のざく切りのネギが鉄製のザルに入っている。

しばらく待つとラーメンがやってくる。

スープを一口すする。

美味い。いや、美味いというよりも、その瞬間に私が切実に求めていたものがそこにあった。
良いじゃん良いじゃん良いジャンク、と呟きながらどんどん食べる。
ネギもガシガシ入れる。ネギさえ入れときゃ野菜食ってることになるから良いだろ。
豆板醤もどばどば入れる。カプサイシン効果で脂肪燃焼するからカロリーオフみてえなもんだろ。
全部間違っていることは確かなのだが、ホープ軒のラーメンにより知能を崩壊させられているのでもうどうにも止まらない。

気付けば目の前の丼は空になっていた。

「空が有る」という仏教的な概念が頭に浮かんだのも、ホープ軒のラーメンに脳をやられてしまっていたからだろう。

丼をカウンターに戻してジャスミンティーで口を潤してから「ごちそうさまでした」と告げて店を出た。

食ったなー、美味かったなー、という満足感と、ヘビー過ぎたからあと四年は食わなくてもいいやという後悔とが入り交じりながら千駄ヶ谷駅への道をゆっくりと歩いた。

何で急にホープ軒が食いたくなったのかを考えていたら、昨日のことを思い出した。

昨日は小岩の「Back in time」でライブをしていた。
トランペットとボーカルのMitchさんとベースの工藤精さんと。そしてゲストとしてバンジョーの公平昭浩さんが全曲に参加してくれた。

コロナ騒動からこっち、音楽の仕事はめちゃくちゃになっている。レッスンの仕事は半分ほどに減ったし、演奏の機会も減った。数少ない演奏の場にお客さんも少なくなっている。

このような苦境に対して様々な創意工夫で何とか乗り越えようとしているミュージシャンや音楽関係者が多数いる一方で、私は基本的には何もしていない。
嵐の中で体育座りをしてじっと目を閉じながらひたすらに嵐が過ぎ去るのを待つように、見事に何もしていない。
ぽっかりと大きく空いてしまった大量の時間を全て練習と作品作りに充てて、金遣いを極限まで減らすという以外何の対策もしていない。

このまま全てが破綻していくのを待つか、それともおれの我慢比べが勝つか。

そんな気持ちでいる所に、昨日のようにMitchさん、精さん、公平さんという大好きなミュージシャンたちと「Back in time」という大好きな場所で演奏することが出来た。
ぶっちゃけ、お客さんは少なかった。
けれど、彼らと一緒に音を出している時に「生きている」という実感を得ることが出来た。

多分そういったことで、感情が若干のキャパシティオーバーを迎えていたのだと思う。
それが原因で急にホープ軒が食べたくなったのではないだろうか。何かを補う為に身体が過剰な塩分と脂と炭水化物を求めていたのかもしれない。

次にホープ軒を食べるのはいつなのだろうか。そしてその頃は世の中はどうなっているのだろうか。

レッスンとホープ軒を終えて千駄ヶ谷を出て小岩に戻った。

今日はもう夕方なので練習はこれから四時間ほどだけ。

ライブも出来たし、ホープ軒のラーメンも食べたし、また今日から頑張れる。

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2020年10月15日 (木)

いよいよ、やるしかねえ

今日、小岩オルフェウススタジオにて打ち合わせをしてきました。
何の打ち合わせかっていうと、レコーディングの。
12月に、五年ぶりになる自分のアルバムをレコーディングします。ソロピアノです。その詳細な日程やら見積りやらの打ち合わせ。

結論から言うと日程が全て決まりました。なのでもう「やるしかない」。

正直言って今は不安しかなくて。

元々が相当ポンコツなところに加えて、このコロナ禍。いつまでこのミュージシャン生活が続けられるのかもわかりません。
何とか足掻こう、どうにかしてしがみつこう、という気持ちもかなりあります。
それから何よりも「どうせ死ぬならやりたいことやってから死のう」という気持ち。

だったんだけど、その気持ちに値するものが本当におれに作れるのかという不安。

ジャケットの写真は「いつかこの人と一緒に物作りをしてみたい」と思ってた人に頼みました。死んだ師の、とても素敵な曲なんだけどレコーディングされてないからおそらく誰も知らないだろうという曲をやろう、というのもあります。

諸々の手続きの窓口になってくれているのはバンド仲間でもある南たけしさん。そして総監督を務めてくださるのは全幅の信頼を置く梶川朋希さん。

ソロピアノとか言いながら、一人じゃ何にも出来ねえんすよ。
色んな人の助けを借りながら、今はもうとにかく丁寧に準備するしかない。これが最後の作品になるかも知れない(ならないと良いけど)という気持ちで。

良いものを作りたいなあ。作れるかなあ。

作れるかなあ、じゃねえんだよな、作るんだよ。

西新宿の親父の口癖は、なんだっけ。

そうでした。

「やるなら今しかねえ」

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2020年9月30日 (水)

10月25日(日)Mitch(tp & vo) × 工藤精(bass) × 福島剛(piano)

好きなミュージシャンと好きなお店でライブをさせてもらえるっていうのは全然当たり前のことではないなあと、そんな当たり前のことを再確認させられるような年でした、今年は。

ということで、好きなミュージシャンと好きなお店でライブします!

10月25 日(日)東京小岩 Back in time
03-3659-0351
http://www.bqrecords.net/backintime.htm
trumpet & vocal:Mitch bass:工藤精 piano:福島剛
20:00~start  music charge: 3000円


是非お越し下さいませ。ご予約は、お店へでも私へでもどちらでも結構です。


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2020年9月26日 (土)

ヤマなしオチなし意味なし旅先日記

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本日はこちら。


9月26日(土) 京都伏見 レミューズカフェ
075-622-0014
http://lesmuseskafe.com/
vocal:西池のり子 piano:福島剛
19 :00~start music charge:1500円


後半、飛び入りタイムがあるのも恒例です。楽器や歌の人も是非遊びに来てください。


ずっとほったらかしにしてたブログもこうやって数日続けて更新したりしてて、何でこういうことをしてるのかというと、多分旅先だから。基本的に暇なんですよ、旅先では。今はピアノの先生の墓参りに行った後に鴨川で缶コーヒー飲みながらスマホをポチポチしてブログ書いてます。

東京にいる日常の生活リズムっていうのはすっかり出来上がってしまっていて、その生活リズムの中に「文章を書く」という項目は綺麗に抜け落ちてしまっている。コロナ騒動の後仕事は激減して今もその激減した低空飛行のままの現状維持なのだけれど、やることはしっかり決まって来ている。
朝から実家の仕事場へ行って日課の基礎練習とジャズ研究、それから今年に控えているレコーディングの準備。しっかり全部やると夜になっているから家に帰って酒を飲んで寝る。基本的にはずっとその繰り返し。合間にレッスンがあったりすればレッスンをするし、夜に演奏の仕事がある時にはそこに行く。ほとんど変わり映えのない日常。そういえば夜にどこかに飲みに行くなんてこともほとんど無くなってしまった。仕事が無いからあまり金が無いというのもあるし、飲みに行ってしまうとこのリズムが崩れるのがイヤというのが大きい。二日酔いになると午前中潰れるしね。

あ、たまに釣りには行くよ。これは話は別だからね。

そんな感じでどんどん「つまらない人」になっていっているけど、当人である私はあまり不満はないどころかほとんど不安すらない。少しずつ着々と音楽の技術と知識を獲得する事に満足しているし安心している。多分、心のどこかでずっとこうしたかったんだろうな。自分に技術や知識が足りないことは自覚していてそれを根本的に解決したいと思っていたはずなのに、「仕事が忙しいから」というテキトーな言い訳を並べて積み重ねることを怠っていた。その横着のツケを今少しずつ返済している。そんな実感がある。


旅先に出ているとその日常は異なるリズムになる。練習をするにもスタジオを借りないといけない。スタジオには空き状況というものがあるし、借りるにはお金がかかる。東京にいる時のように練習し放題という訳にはいかない。必然的にぽっかりと空き時間が出来て、そんな時間にあれこれと考える時間も出来て、その勢いで「久しぶりに文章でも書くかー」となる。こういう時間がたまに出来るのは良いことなのかも知れない。


なんてことをだらだらと書いていたら、もうすぐ11時30分。練習前に久しぶりに世界一美味いうどん屋、北大路橋東詰の「みなもと」に行こうと思っていたのだけれど、その「みなもと」の開店時間。このうどん屋の裏手に母校の京都府立大学があるのだけれど、学生時代からバイト代が出た時にこのうどん屋でうどんを食べるのが私の贅沢だった。

うどんを食べたらスタジオに行って練習。練習が終わったらジャズ喫茶「ラッシュライフ」でレコードを聴いて耳と精神を整えて、夜は演奏へ。

明日東京に帰って、また「日常」に戻ります。

そういえばしょっちゅう京都に来てるのに、いわゆる京都観光って一度もしたことないな。多分今後も一切しないんだろうな。

そんな旅先日記でした。

さ、うどん食ってこよっと。


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2020年9月25日 (金)

ジャズばっかり

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本日はこちらです。

9月25日(金) 京都先斗町 Stardust Club
075-221-2505
http://stardustclub.jimdo.com/
vocal:市川芳枝 bass:村田博志 piano:福島剛
20:00~start music charge:2500円

話ではありがたいことに既に入場制限いっぱいのご予約を頂いているとのことで、もしお越しになろうかなとお考えの方はお店までお問い合わせください。キャンセルとかが出ているかも知れませんので。雨ですし。


昨日はセッション演奏でした。素晴らしいサックス奏者の東出(あずまいずる)さんが来てくれたり、懐かしい友人が来てくれたりして、とても嬉しかったです。昔演奏していた人とまた一緒に演奏出来るのは、どんな昔話をするよりも嬉しい。お互い会ってない期間にどうやって生きてきたのかを話し合うような気分です。

演奏が終わってから一人で一杯だけ飲みたくて馴染みのジャズ喫茶「ジャズin ろくでなし」へ。なんとなく気分で「今はドルフィーとかミンガスとか聴きたいなあ」と思っていたら、お店に入るとちょうどエリックドルフィーがかかっていまして、こういう時は何となく「やった!」という気分になりますね。
ドルフィーのあとはモンク。そう、こういうのが聴きたかった!と嬉しくなります。

宿に帰ったら、カードキーをどこかで失くしていました。多分どこかで落とした。おれのくそバカ野郎。

今日は朝起きて立ち食いそばを食べて練習へ。みっちり二時間。二時間じゃあ短いけど仕方ない。出先だし。

練習後は出町柳のジャズ喫茶「ラッシュライフ」。お決まりのコース。
レイ・チャールズ、ニーナ・シモン、エルモ・ホープなどのレコードを聴いてうっとり。最高です。

ジャズやってジャズ聴いてジャズやって寝る、みたいな生活を毎日毎日飽きもしないで出来ているのは、実にありがたい。

宿に帰って仮眠したら上記のライブです。

今日も精一杯ジャズやってきます。

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2020年9月24日 (木)

ブルジョア化する私

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本日はこちらです。

9月24日(木) 京都三条 Sesamo
075-251-0858
http://sesamo.okoshi-yasu.net/
「Sesamo open jam session」
vocal:市川芳枝 bass:村田博志 drums:大江秀明 piano:福島剛
20:00~start music charge:1500円


先ほど京都に着きました。
ここのところコロナのせいで宿の値段が爆下がりしていまして、それのせいで普通のビジネスホテルに泊まれてしまっています。これまではいつも格安切符で移動して共同トイレの共同シャワー、部屋にはベッドのみという独房のようなところに泊まっておりましたが、今現在は「ノーマル新幹線(東京~京都が二時間半かからない!)+ビジネスホテル」という組み合わせで来ても、前述の「格安切符+独房」よりも安くなってしまうのです。

非常に危機感を感じていまして、ビジネスホテル、快適過ぎるんですよ。部屋にトイレもシャワーもあるし、綺麗だし、広いし。尿意で目覚めた朝にわざわざ共同トイレまで行かなくても良いという利便性が、私をどんどんとブルジョア化させて行くのではないかという危機感が半端ないです。
このコロナ禍を乗り切った時にはこのような宿泊施設業界も通常の料金に戻るでしょうし、その時に私は再び独房で満足出来るのか、今から不安で仕方ありません。

「太った豚よりも痩せたソクラテスであれ」なんてことを昔の人は言いましたが、私はどうやらどんどんと太った豚方面に堕落していきそうです。

本日はジャムセッションです。どなたでも参加できます。なるべく譜面をお持ち頂ければ助かります。

毎回全て終わって宿に帰る時に、近くのコンビニで缶チューハイとおつまみなんぞを買い「一人ビジホ宴会」を開催するのがものすごく楽しみなのですが、大体いつも20分ももたずに寝落ちしてしまいます。三分の二は飲み残された缶チューハイと二、三本しか食べられていないあたりめなんかを寝起きに発見した時には暗澹たる気持ちになります。

本日もたくさん良い演奏が出来ますように。

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